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自分にとっての平和的ライフスタイル実現する(法政大学国際高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2024年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

■開催日時
2024年8月4日(土)~5日(日)
■参加者
生徒13名+教員1名
■問い合わせ日
2024年4月15日(月)
■認知経路
WEB問い合わせ

ワークに取り組む様子
ワークシート

スケジュール

■1日目@直島

9:50  宮浦港着
10:15 ベネッセハウス ミュージアム
    (対話型鑑賞・問いのワーク)
11:45 ヴァレーギャラリー
12:45 昼食@直島ホール
13:30 本村散策(家プロジェクト)
15:15 ラップアップ(問いのワーク共有)
17:00 宮浦港発

■2日目@豊島

9:57  家浦港着
10:15 2班に分かれて豊島美術館と心臓音のアーカイブを鑑賞
    (ワークシートに取り組む)
13:00 昼食@豊島交流センター
14:00 ワークシートの共有
15:00 グループワーク・発表
16:00 個人ワーク・発表
17:20 家浦港発

特徴

プログラムの特徴

・”平和で豊かに生きるライフスタイルのための平和学習”として、広島に2日間、その後、直島と豊島に来島。
・対話型鑑賞やワークを通じて、作品鑑賞から周りの環境や自分自身に目を向けられるようにした。
・最後に、4日間で感じた”平和”に繋がるキーワードをグループで出し合い、個人ワークで自分にとっての平和的ライフスタイルとそれを実現するために何をすればよいのか、考えてもらった。

参加者の反応

一つの作品を前に対話する対話型鑑賞を行い、友達の考えや解釈の違い、注目している部分の違いなどを楽しめた。

アートを鑑賞してみんなで意見を共有していると、自然と心が落ち着き浄化されるような感じがした。だから、じっくり考える時間は重要であり、平和にも繋がると思った。

アートを通じた教育に自由さを感じた。アートには答えも正しさもないがゆえ、もやもやして終わることもあるけれど、その「考えて答えが出ないこと」の面白さに気づいた。

企画担当者からの評価

■満足度

 5/ 5 点

生徒たちの学びや面白さについて最も評価が高かったのが豊島美術館と家プロジェクトでした。アートやコミュニティの力もありますが、そこでの体験を生徒からことばとして引き出してくださったファシリテーションにも大いに助けられました。ぜひ継続したいと思っています。

■再利用意向

 5/ 5 点

懸念点はやはり瀬戸内国際芸術祭会期中での交通手段です。

■コメント

■特に良かった点
受験競争やネット狂騒で自分を見失いがちな学校での日常から離れ、生徒たちが瀬戸内海でのゆったりとした時間の流れの中で友人と話したり考えたりするための新しい文脈を、アートと対面してじぶん自身のことばで語り合う対話型鑑賞がより豊かに準備してくれると考えました。

■改善点など
初めての直島・豊島の生徒引率だったので、炎天下での移動や学習についての対策が十分できなかった。次回はもっと綿密に準備しておきたい。

まとめ・考察

・アートにはあまり馴染みがないという生徒もいたが、対話型鑑賞やワークシートに積極的に取り組んでくれており、自分なりの視点をもって作品と向き合うことができていた。
・最後、時間が足りず3名ほど発表ができなかった。昼食時間を長めにとっていたが、ワークの時間に割いた方が良かった。
・ワークを実施した会場の冷房が効きづらく暑かったため、使用場所の見直しが必要かもしれない。(佐野)


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