なんのために読書する?

実はすごく大事です。目的のハッキリしない勉強やトレーニングの成果が薄いように、読書も同じです。
読書をすることで何が得られるのか、どうやって得られるのか。について具体的で参考になる本を読んだので内容と併せて紹介します。

ジョン・キムさんの「一生忘れない読書」です。

そもそも読書とは「散策」と「登山」の二種類に分けられます。

散策、、、楽しむための読書_小説、漫画、etc
登山、、、自分を高めるための読書_実践書、専門書、教養書、etc

どうやって登山をするか。常に考えながら読む!これです。

この著者はこう言っているが、私はどう思うか。

を意識して読みます。

こうすることでただテレビを眺めるのとは一味違った、自分を主役にした読書ができます。正直な話この一行だけでもこの本には十分な価値があります。行動につながるからです。

ではなぜ登山をするか。自分をどう高めるか。という話になってきます。
読書で得られるものをいくつか紹介します。

1.物事の本質をつかむ力
2.思考力(考える力)
3.文章力(書く力)
4.行動力
5.人生の基軸

実際にこれらを読書以外で身に着けるのは、多くの時間とコストがかかります。義務教育を終えた方なら、優秀な指導者に出合う確率が少ないことは説明するまでもないですよね。ただ、本は違います。コストも1000円ちょっとで優秀な方たちが時空超えて多くいます。読書以外で過去の人と対話することはできないですよね。
是非、考える読書でワンランク上の自分になりたいと思います。

感想

この著者は韓国人なのだが日本語がとても美しい。翻訳されたものかと見直したが、著者自身が書かれたものだった。日本人として嫉妬した。そして、どうやってこんなきれいな日本語を手に入れたか書いてあったが、それは、きれいな日本語で勉強すること、それは「岩波書店」、そして三島由紀夫。これから絶対読んでやろうと思ったよ。ほかにもたくさん、セネカ、エリック・ホッファー、松岡正剛、たくさん優秀すぎると思われる著者が現れる。本を読んで、新しい著者に出合えると読みたくなるのは本好きとして仕方ないと諦めている。時間が永遠にあれば無限に本を読んでしまいそうで怖くなるが、ありがたいことに時間は有限だ。読めるだけ読んで、笑って終わりを迎えたいと思っている。

心に残った言葉とメモ

フロムの「愛するということ」の引用として
「愛することは技術である」  私は読書も同じだと考えている。読書にも技術がいるのだ。
⇒センスや才能と思われるものも意外と技術であることが多いことを思い出した。

アウトプットの意識を持つと、聞く姿勢が変わる
⇒最もだ

不慮の事故にあったときにバックに何が入っているか
⇒俺は何の本を鞄にいれたいかまだ思いつかない。

韓国では本の最初に「Dear」と書かれたページがある。
⇒いいなぁ

言葉を受け取るさい、額面通りに受け取るのではなく、その言葉の中に込められた相手の思い、言葉として表現しきれなかった相手の思いまで受け取るくらいの気持ちでいないといけない。
⇒これができると、めっちゃモテル。そして、めっちゃ疲れる。

グーグルで検索して出てくるようなものでは、もう勝負できない。
⇒今後より重要になってくるのは、答えのない問題にどう答えを出せるか。それを考えるための力を養っていくことが重要になってくるんだろうな。

何かを理解するときの三つの視点、「要素理解」「関係性理解」「全体理解」

すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる。というのは事実である。
⇒そうゆうものが多いのは事実だが、すべてではない。

本を買うときに、厳しい目でこれからも残したい、増刷を続けてほしいと思える本を、自分で選び抜くのだというくらいの意識を持っておく。
⇒個人的には気になる本は買って、買った後で判断している。俺はそれでよい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?