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『下克上球児』 菊地高弘

2018年夏、三重県立白山高校は春夏通じて初となる甲子園に出場した。甲子園では初戦で西愛知代表の愛工大名電に完敗したが、三重の田舎の何でもない公立高校が強豪校相手に奮闘する姿は、多くの見る者に感動を与えた。

率いたのは、2013年に白山高校に赴任した東卓司監督。2007年から2016年まで10年連続夏の大会初戦敗退のチームを東監督はどのように甲子園まで導いたのか。

時には部員1人まで部員数が減り、廃部の危機にもなっていた野球部であったが、東監督の熱意ある選手への指導と熱心な中学野球チームへの働きかけにより、一気に部員数は増えていった。

過疎化が進んだ町にある、荒れた学校に通う、どちらかと言うと自分に自信がない子ども達。そんな子ども達が徐々に自信を付け、最後には甲子園出場を果たす。今の自分も似たような状況であるため、ぜひ一度直接話を伺ってみたいと思った。

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