【書籍紹介】日本一の監督は選手の人生も導く最高のリーダーだった 〜野村克也 リーダーとして覚えておいてほしいこと〜
・チームメンバーが貢献してくれない
・自発的に成長してほしいけど、なんて言葉をかけていいのか。。。
わたしたちがリーダーになると、かならず一度は経験する悩みではないでしょうか?ベースさんも、メンバーの「できます!」の言葉を信用していたら、工程が1ヶ月遅延、しかも、結果が全て間違いだったときは絶望しました(笑)
こういうとき、どう対処していいいかってわからないですよね。。。
冷静に考えると、リーダーってどういう仕事か、教えられることないですからね(笑)
そんなリーダーとして実績を上げ続けた、プロ野球の元監督がいます!
みなさんご存知、野村克也監督です。
野村監督といえば、ヤクルトや阪神、楽天で監督を務め、リーグ優勝や名選手を育ててきた名将です!いわば、最強の現場リーダーです!
今回紹介する本は最強の現場リーダー、野村監督の著書、「リーダーとして覚えておいてほしいこと」です!
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この本のすごいところは、人の存在意義から逆算して、リーダーがどうあるべきかを書いている点です!
リーダーの仕事を、具体例を交えながら以下3ステップで教えてくれます!
・そもそもわたしたちは「人」である
・人の存在意義から考えるとリーダーとメンバーの関係はこうあるべき
・だからリーダーはこうあるべき
プロジェクトを1ヶ月遅れさせちゃう系リーダーのベースさんは、自分の何がダメだったか、今後リーダーとしてどうしていくべきか、価値観が変わるほど深く考えさせられます。
そんな素敵な本なので、みなさんにも是非お手に取ってもらいたいと思うのですが、いかんせん現代人は忙しすぎて時間がありません。
そこで、この記事では、ベースさんが重要だと思ったポイントをギュギュっと3点に絞って、紹介します!
もうね、本当は3点でおさまるはずがないのですが止むを得ない。お時間に余裕があれば、ぜったいお手に取って読んでほしい一冊です!
これからリーダーになる方も、すでにリーダーとして活動されている方も、ベースさんと一緒に、名将、野村克也監督の「リーダーの心構え」を勉強してみませんか?
ベースさん的ポイント1:人間は何のために生きているかを考えよ
人の存在意義を考えると、リーダーは「仕事の技術」より「人間性」の成長を促すことが大事とのことです!
そもそも人間はなぜ生まれてくるのか?という問いに対する野村監督の答えは、「生きるため」「存在するため」というもの。
いっぽう、ひとは一人では生きていけないし、存在する価値は他人からの評価により決まります。
つまり、人が生まれた意味は「生きるため」「存在するため」であり、「生きるため」「存在するため」には「誰かのためになる仕事をする」ことが重要なのです。
では、誰かのためになる仕事とはなんなのでしょうか?
誰かのためになる仕事、それは「人間性」+「仕事の技術」で成り立つと、野村監督は言っています。ひととしての信頼があることを前提としないと、そもそも仕事は評価されないのです。
リーダーは、メンバーに「誰かのために仕事をしていることが、自分の生きる価値につながること」を伝え、「人間性」の重要性を説いた上で、「技術」を伝えることが大事とのことです。
ベースさん的ポイント2:自分が生きる道を考え続ける
わたしたち一人一人、なにか特徴があると思います。その特徴を仕事の中で活かす方法を考えることが大事ということです。
たとえば、営業職を考えてみましょう。論理的に考えるのが得意なひとは、論理的な説明で相手を納得させる資料を作り、成約率を上げるのがいいでしょう。いっぽう、とにかく行動派なひとは、お客さんのところを回りまくって、営業件数を増やすのがいいでしょう。
自分の特徴にあったスタイルは何か。リーダーはメンバーに自分のスタイルを考えてもらうようにコミュニケーションをとっていくのが大事です。
ベースさん的ポイント3:監督の仕事とは、「見つける」「生かす」「育てる」だ
ポイント2ではメンバーに自身の特徴を生かす方法を考えてもらうと書きましたが、ポイント3ではリーダーがメンバーの特徴とどう向き合うかが書かれています。
野村監督は、監督の役割は、選手に自分の「潜在能力」を気づかせて、「顕在能力」に変えることだと言っています。
この潜在能力を顕在能力に変える過程で、監督がする仕事が「見つける」「生かす」「育てる」だと言っています。
「見つける」:選手自身が気づいていない特徴を見つけ、気づかせる
「生かす」:その特徴がチームで生きるよう配置する
「育てる」:その特徴が生きるよう育てる
これにより、選手自身も仕事の幅が広がるし、チームも特徴を生かしてさらに強くなるという好循環が起きるのです!
まとめ
今回は故野村克也監督著、リーダーとして覚えておいてほしいことを紹介しました。ベースさん的ポイントは3つです!
・人間は何のために生きているかを考えよ
・自分が生きる道を考え続ける
・監督の仕事とは、「見つける」「生かす」「育てる」だ
日本ではリーダーという役割について学ぶ機会はほとんどありません。一度本書を手にとって、ベースさんと一緒にリーダーについて、考えてみませんか?
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