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年中の娘が自分で本を読み始めるようになったきっかけとは

年中の娘は読書好きです。保育園に行っても、友達がブロックや鬼ごっこで遊ぶ中、一人もくもくと絵本を読んでいます。最近では「かいけつゾロリ」のような絵よりも文字のほうが多い本も読むようになりました。本を読み、着々と知識を蓄えているので、先生や友達からも「よくものを知ってるね~」と感心されることが多いです。

そんな娘も、半年ほど前はうちにある絵本には見向きもせず。読み聞かせなら聞いてもいいよ~という感じ。自分で読んだらというと、絵本ではなく図鑑の写真ばかり眺めていました。

そんな娘がどうやって自分で本を読むようになったのか、その過程を記録しておきます。

①ひらがなで文章がすらすらと読めるようになった

ひらがな自体は、年少の頃から読めていました。しかし、「あひる」や「はしる」などの単語として読めていたのであって、文章として捉えるまでではありませんでした。それが、徐々に「みきちゃんがおうちへかえりました」などの短い文が読めるようになってきました。簡単な絵本なら自分で読むか!?と期待したものの、自分で読むのはめんどくさいらしく、そのままでした。

②読み聞かせの本を、絵本から幼年童話へとステップアップ


次のステップとして幼年童話を導入することにしました。文章が長い本に慣れさせたいという思いがありました。
そこで選んだのが、私が子どもの頃大好きだった「エルマーのぼうけん」。

短めの幼児向け絵本にはない、長編ならではの物語の厚み、何より冒険の面白さに娘はたちまち夢中になりました。最初のうちは「読んで、読んで」としきりに言ってきましたが、そのうち娘がひとり自分でパラパラとページをめくることも目立つようになってきました。

③お気に入りの一冊を求めて、とにかく借りまくる

ここがプッシュのタイミングと見た私は、娘のお気に入りを見つけるべく、図書館で幼年童話を借りまくっては、娘に試してみました。「モンスターホテル」「こまったさん」「おしりたんてい」等々。そこそこ気に入ってくれたものもあれば、一度読むだけで、後は借りたことを忘れられてしまったものもあります。でも、そこは試行錯誤、そしてついに娘がハマる本と出会ったのです。

角野栄子さんの「おばけのアッチ ねんねんねんね」です。私も小学生の時にハマったのでもしかしたらと思っていましたが、本当に娘もハマるとは!
おばけが動物たちが一緒に暮らすちょっと不思議な世界のお話。等身大のキャラクターやアッチの作る面白くて美味しそうな料理が魅力です。最初は読み聞かせをしたものの、途中から空いた時間を見つけては、自分で読むようなりました。

④シリーズ読破を目指す

早速、おばけのアッチの「小さなおばけシリーズ」を図書館でどっさりと借りてきました。貪るように読む娘。感想を共有したいらしく「ママはもう読んだ?」と急かされてしまいます。まだ、シリーズ読破には至っていませんが、おばけのアッチブームは現在も継続中。

それから、図書館で偶然見つけた「かいけつゾロリ」シリーズにもハマりました。
こちらは少し長いので、少しずつ読んでいます。

お気に入りの本が見つかったことで、「自分で読みたい!」という気持ちが高まり、とうとう自分ひとりで本を読めるようになりました。

まとめ

年中の娘がひとりで本が読めるようになるには、次のような過程がありました。

(1)ひらがなで文章がすらすら読めるようになった。
(2)読み聞かせの本を絵本から幼年童話にステップアップした。
(3)お気に入りの本が見つかった。
(4)お気に入りのシリーズ読破を目指して、自分から本を読むようになった。

どなたかの参考になれば幸いです。


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