学校コント「冷凍みかん」
(学校の給食の時間)
(男子Aと女子Bの元に給食を持った先生がやってくる)
先生「そうか、この班はタツヤが休みか~。じゃあ先生、今日はここで給食食べさせてもらうかな」
(先生が2人と並んで座る)
先生「今日は冷凍みかんだな。先生これ子どもの頃から好きなんだよ~」
A「ねえ先生」
先生「うん?」
A「どうしてタツヤは最近学校に来ないの?」
B「なんか悪い先輩と歩いてる所を見たっていう子もいるんだけど…。タツヤもう学校に来ないのかな?」
先生「確かに、新学期になってからサボり癖がついてるみたいだな…。でも大丈夫。先生がちゃんと説得するから」
(タツヤがやってくる)
A「タツヤ!」
(タツヤ、無言で給食をよそい、三人に並んで座る)
先生「タツヤ、こんな時間まで何してたんだ」
タツヤ「寝てたんだよ」
先生「まぁ、お前の顔が見れただけでも良しとするか…。でもこの時間に来るなんて、よっぽど給食が食べたかったんだな」
B「あ、今日のメニュー、タツヤの好きなやつあるもんね」
先生「そうなのか?」
タツヤ「…給食の冷凍みかん好きなんだよ」
(めちゃくちゃヤンキーなやつが入ってくる)
A「だ、誰あの人!?」
先生「お前は…3年前に卒業したテツロウじゃないか。何やってるんだこんなところで!」
テツロウ「一つもらってくぜ」(冷凍みかんを手に取る)
先生「な、なんで冷凍みかんを…」
タツヤ「先生知らねえの?この学校の冷凍みかんがウマすぎるって不良の間で話題になってるんだぜ」
先生「そうなの!?」
(マフィアが入ってくる)
マフィア「あんたがこのクラスの先生か?」
先生「なんですか、あなた!?」
マフィア「うちのボスがここの冷凍みかんを欲しがっている。この1000万で冷凍みかんを譲ってくれないか?」
先生「なんでマフィアのボスが…」
テツロウ「先生よ、この学校の冷凍みかんはブラックダイヤモンドと同じ価値があるって言われてるんだぜ?」
先生「みかん凍らしただけだよ!?」
(宇宙人の格好をした男が現れる)
先生「な、今度は宇宙人が!?」
男「私はファッションが独特なグルメブロガーです」
先生「出てけよ!そもそもここ小学校だからな!」
テツロウ「先生、唐揚げおかわりしていい?」
先生「なんでだよ!?冷凍みかんおかわりしろよ!」
マフィア「あ、体育着忘れちゃった」
先生「授業受ける気なのかよ!?みかん持って帰ってくれよ!」
グルメブロガー「冷凍みかん食べたらお腹痛くなってきちゃった」
先生「冷たいからね!ていうか勝手に生徒の食うなよ!」
タツヤ「こんなににぎやかなら学校も悪くないな…」
先生「全員明日も来い!!」
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