ニート経営者 10話

兵どもが夢のあと


東京に戻ってから新宿に事務所を構える友人Oの所に住んだ
不動産業の22歳の頃からの同期だ
売買の案件はOの会社に流しており名刺もある。

O「またyackトラブルか新年早々お前らしいな無事に帰ってきてホッとしてるぜ、初詣行くか?」


明治神宮まで歩いていく
その時に御守りを2つ買った2つとも仕事関係で攻めの御守りと守りの御守り

カバンの外側に守りの御守り、内側の中に攻めの御守りを入れる

それから新宿に住みながら仕事を手伝った。

Oは豪快な漢だった

若い頃yackが警察のお世話になった時も朝まで警察署の一階のロビーで待ってくれてたりしたのもO

yackが上海で家賃滞納残高18000円の時に物件が売れた代金を早めに振り込んでくれたのもO

yackが20代の頃金が無い時にOは上場一歩手前の会社で役員をしており年収は3000万円以上あったのに差別無く飲みを奢ってくれたり仕事を振ってくれたのもOで

yackはそのOに同期とはいえ頭が上がらなかった

ただそんなOが独立して開いた事務所が解散になると告げられた。


O「悪いなyack、まぁ違う形態でも頑張るぜ、お前の方が独立して当たり前だけど長いけど経営の世界って厳しいものだな」


そしてyackは自分の管理している千葉の物件に引っ越した。

それからはこれまで売り上げあげなきゃで縛られてる部分もあったがここからタイトルの通りニート経営者という名前にふさわしい生活を送る事になる。


序章終

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