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えすろくろくまる

当時に戻る。
9月下旬、当時な夜は寒かった

私とサリーは手を繋いで夜の郊外の広い公園を当て所なく散歩した。
それなりに寒くはあったが、手は汗ばんだ。
お互い握る手は汗で濡れていた。

困ったのは私の股間の先もよく濡れてしまうことだった。仕方がない、まだ若かった。二十歳なのだから、健全と言えばそれまでだが、私は結構当惑していたものだった。

今になって思うことは、あの時、サリーも濡れていたのだろうかということだ。私だけだと思っていてその時は思いもよらなかったが、今になって、時々、思う

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