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もっと早い時に出会っていたら〜四畳半神話体系(24-50)

このコンテストを知り、この作品を知り、やっと昨夜読み終わりました。

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私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい! さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。(Amazon内容紹介)
第1話四畳半恋ノ邪魔者
第2話四畳半自虐的代理代理戦争
第3話4畳半の甘い生活
第4話八十日間四畳半一周

すべての話は冒頭文で始まり、ドタバタ劇が演じられ、途中に同じ占いを受け、突拍子もない終わりを迎え、それを繰り返すお話です。

私自身が大学生活と、親元から離れた下宿生活ともに経験がないので、この作品にその辺りの面白さを求めていたのかもしれません。けれど何故か物語に入り込むことが出来ませんでした。

読書、特に小説や随筆にはその人にとって出会うにふさわしい時期があると思います。きっと私には読む時期が遅かったのではないかと思います。もっと未来が予測できず、生きるのに精一杯な頃にこの作品と出会っていたら、可笑しくてたまらなかったと想像します。

それくらいにこの物語に出てくる人物たちは世俗から離れており、今を生きる人たちだからです。

しかし良書は時代を超えて愛されるものです。もしかして私がもっと老いて、若い頃を懐かしむ時期がきたら、この作品の面白さが身に染みてくるかもしれません。

読書とは出会いです。その出会いに無駄はないと信じています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お昼時になってしまいました。実は今日の作品は感想をどう書こうかかなり迷いました。けれど素直に書くことにしてスッキリしました。

午後も有意義な時間をお過ごしください。

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いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。