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群ようこ著「子のない夫婦とネコ」

群ようこさんの作品が初期の作品から好きで、新刊が出ると手に取るようにしています。

群さんの作品に猫が登場するのも好きです。実家の母が喘息持ちなので家で動物を飼ったことはありませんが、実家の両親共々動物は好きです。

昨夜読んだ作品もネコやイヌを飼っている人と老いをさりげなく描いた連作短編集でした。

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歳を重ねていく中での、イヌやネコとの生活の喜びや別れの悲しみを、明るいタッチで描く連作小説。 これまでも、ネコをはじめたくさんの動物たちについてエッセイや小説で書いてきた群ようこさんが、「老いとペット」をテーマに描く連作小説。歳を重ねて、イヌやネコたちと暮らすのは、もちろん喜びだけじゃなく、切ない別れもある。でも、やっぱり、一緒がいいよね、と思わせてくれる、笑ってじわっとくる。(Amazon内容紹介より)

とにかく何も考えず、ゆるい空気感の中、老いた私も登場人物たちとネコや犬との至福の時間を楽しむ読書時間でした。

「子のない夫婦とネコ」
ネコ好きのツヨシとの結婚と同時に、白黒柄の子ネコ・トン子ちゃんとの生活が始まったモトコ。子供はできなかったが、途中キジトラのスケちゃん、ぶち柄のカクちゃんも加わって、幸せに暮らしていた。けれどトン子ちゃんも老いていき……。
「老母と五匹のおネコさま」
70歳で突然夫に先立たれた母が、子ネコを5匹も飼い出した。娘のユミコは一人で世話できるのか、お金はあるのか心配するが、母はかなりのへそくりを貯めていた。子ネコたちを溺愛する母を見て、まあいいかとユミコは脱力するのだった。
「歳の差夫婦とイヌとネコ」
サトコの夫・オサムは、18歳年下の心優しい動物好き。2人は縁あってイヌのタロウとネコのハナコを引き取ることになった。家族4人の生活は楽しいが、動物たちを愛するあまり、ちょっとしたことで涙を流す夫が玉に瑕で……。
ほか、「男やもめとイヌ」「中年姉妹とネコ」の5編。(Amazon内容紹介より)

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