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超短いスピンオフ集

先日書きましたが、今6冊を1度に借りて2週間で読む羽目になったので、まずはこちらの作品から読み終えました。

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大ベストセラー『蜜蜂と遠雷』、待望のスピンオフ短編小説集!大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。入賞者ツアーのはざま亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノの恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員ナサニエルと三枝子の若き日の衝撃的な出会いとその後を描いた「獅子と芍薬」。作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけになった忘れ得ぬ教え子の追憶「袈裟と鞦韆」。ジュリアード音楽院プレ・カレッジ時代のマサルの意外な一面「竪琴と葦笛」。楽器選びに悩むヴィオラ奏者・奏へ天啓を伝える「鈴蘭と階段」。巨匠ホフマンが幼い塵と初めて出会った永遠のような瞬間「伝説と予感」。全6編。(「BOOK」データベースより)

「蜂蜜と遠雷」が長編だったこと、音楽を文字で表現されていたので、私としてはかなり読み込んだ記憶があるのですが、本作は6つの短編が超短く、「蜂蜜と遠雷」に登場しても、どちらかというと脇役だった人たちに焦点が当てられているので、うん??という感じで読み終えてしまうといった感じでした。

「蜂蜜と遠雷」のファンには「もう少し突っ込んで書いて欲しい」と感じられるのではないでしょうか?

私はそうでした。できるなら「蜂蜜と遠雷」続編として、コンクールで競い合った4人のその後の活躍が読みたいと思います。

だんだん日が短くなりました。長い夜心温まる読書もいいものです。

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