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百人百様の人生の一部は私(22-50)

冷たい雨の降る木曜日、お変わりありませんか?

私はなんとなく頭が重くて、ベッドでグズグズしていましたが、9時を回ってお風呂に入りました。少しスッキリし朝昼兼用でパンとコーヒーをいただきPCに向かっています。

昨日夫がゴルフに行っていたこともあり、ググッと本に入り込むことができ2冊読み終えることができました。まずは江國香織氏の作品から紹介します。

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死んだ夫と交信する女性、妻の乳房に執着する夫、自分の死に気づいたタクシーの運転手…百人百様の人生を歩む登場人物たちが持つ意外な繋がりは一体?降り積もっては消えゆく、あなたの、そして誰かのお話。(「BOOK」データベースより)

以前から著者の描く世界観が好きですが、今回の作品はとても身近な社会の一端を少しづつ切り取りながら、それは日本社会がつながっているように、人々の暮らしもズレはあるもののつながっているのだと、フィクションですがどこかの風景を眺めているかのような錯覚に落ちる作品でした。

日本社会の風景、特に都会を描けばありとあらゆる男女、年代、職業、感情のすれ違い等まさに百人百様です。そしてこの作品の中で描かれている人物に近い自分を見つけてしまうのです。

先日2年ぶりに友人達と出会った私ですが、その時と同様の情景も描かれていて、ハッとしました。

私のような年齢になると、なかなか大きな感動に出会うことが出来ません、いや感動する感覚が鈍るのかもしれません。それでも自分としっくりくる何ものかを求めて、私はまた本に向かうのだと感じました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。週も後半に入り生憎の天候ですが、今日という1日があなたにとってかけがえのない1日となりますように。



いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。