大金が手に入ったら、仕事は辞めるだろうか

先日、アメリカで830億円の宝くじが当たった女性がいましたよね。

彼女、看護士をしていたそうで、とりあえずその仕事はすぐに辞めた、と報道されていましたよね。そうかあ、830億円あると看護士は辞めるんですね。 

あなたは一生かかっても使えないほどの大金が手に入ったら、今の仕事、辞めますか? 

例えば、フリーでライターや編集をやっている方、仕事、辞めますか? もしかして、すごく好きな仕事だけを選んでやるって方も多そうですし、「実は自分の本を作りたかったんだ。自分の本を作ろう」なんて人もいそうですよね。

 ※ 

ところで桑田佳祐って、毎日、日本中で『いとしのエリー』等々がカラオケで歌われているわけだし、やっぱり印税の収入ってすごいと思うんです。

そんな桑田佳祐がNHKの朝の連ドラの主題歌をやっているのを知って、びっくりしたんですね。

彼、癌でしたよね。もし自分が同じような立場なら、「もう自分にしか作れない、売れないかもしれないけど、これだけは発表しておきたい」って感じの作品を作ると思うんですね。

それが連ドラの主題歌で、昭和っぽい感じを意識した曲なんです。実は今は、特にこういう音楽に興味があって、こういうのを作りたいのかなあ、あるいはこういうテレビとかお茶の間という現場でヒット曲を作るっていう作業が好きな職人気質の人なのかなあとか、色々と考えてみたんですね。

そんな話をあるマスコミ業界の方に話したところ、「林さん、桑田佳祐くらいになってしまうと、彼の仕事で生活をしている社員とかがすごくたくさんいるんです。彼がNHKの朝の連ドラの曲を作って歌うことで、色んな仕事が発生するし、お金が動くし、みんなそれで食べてるんです。たぶん桑田佳祐ってそういうところに責任を感じている人なんだと思いますよ」という答えが戻ってきました。

なるほど、そういうことってあるんですね。会社を経営していて、社員もたくさんいて、なんて人は、「簡単には辞められない」っていうの、ありそうですよね。

 ※

ところで僕が大金を手に入れたとしたら、bar bossaは辞めるかという問題ですが、たぶん辞めないような気がします。

人に任せて続けるか、あるいは週に二日しか営業していないお店にして、その日は僕が出るか、というお店にするかもです。

これ、「責任」ってわけじゃないんです。なんかせっかく続けてきたのに辞めたくないなあって気持ちです。というわけで今日もお店でお待ちしております♪

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます! 

https://goo.gl/Q6mRvL bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb 

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「ちょっと忙しすぎ」です。

ここから先は

109字

¥ 100

サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。