「遠距離恋愛中ですが、離れていても会いたくなる女性は?」に答えました。

※水曜日は質問に答えています。

【質問】

 遠距離恋愛中の相手がいます。今年でお互い31歳になります。彼は音楽の関係や色々な業種のお店に出入りしていることから、顔も広く、出会いも多いです。また、ひとよりもだいぶ素直で子どもらしく、何かと可愛いがられる存在です。そんな彼のこころをつなぎとめておけるとしたら、離れていても会いたくなる女でいれるとしたら、どのような心映えで、どのような努力を続けていればよいでしょうか。

【答え】

遠距離恋愛の方が続きますね。

さて、この話、前回も含め、いろんなところで書いているのですが、僕は今まで長い間、いろんな遠距離恋愛の恋人たちを見てきて、うまくいったのはたったの一組です。そしてその一組は、意識的によく二人で会うように心がけていました。

そしてほとんどの場合、「距離が離れているとどういうわけか恋愛ってうまくいかない」ようです。

前にも書きましたが、「遠くに離れていると、違う人のことを好きになる傾向がある」ようです。

下世話な例ですが、多くの既婚男性が「出張先で風俗店やキャバクラに行く」というのがあります。奥様がいる場所から離れると、「なぜか後ろめたい気持ちが軽減される」ようです。

もちろん逆もよく聞きます。旦那さんが出張しているときなんかに「ちょっと遊んでしまう奥様」ってすごくいるみたいです。

さて、貴女の場合に戻りますが、彼は「音楽の関係や色々な業種のお店に出入りしている」ということですね。

僕はお店を長くやっているので、自信を持って言えるのですが、「いろんなお店に出入りして、顔が広くうまくやっていける男性」って、そうとう「特殊」です。

男性って基本的にビジネスやお金がからまない限り、そういう行動をとれる人は本当に少ないです(男性はと限定している理由は女性は簡単にお店と付き合えるパターンが多いからです)。

そういう風に「いろんなお店と良い関係になれる人」って、そうとうコミュニケーション能力が高い人と考えて良いと思います。

お店を長くやっている人間が想像するに、たぶん彼は「誰かの心の中に入っていくの」がすごく上手くて、「愛嬌がある」感じなのでしょう。

当然ですが、すごくモテると思います。

 ※

ところで、そういう風に僕が「彼、すごくモテると思いますよ」と伝えた場合、女性の反応は二つに分かれます。

「そうなんです。モテるんです」とちゃんと理解している場合。

「ええ? 彼がモテるわけないじゃないですか。みんなに人気はあるけど、男としてモテるってタイプじゃないんです」と否定する場合。

後者の「否定する女性」は、「じゃあどうして自分が彼のことを好きになったのか」を忘れてしまってるんです。自分が好きになった「あの時の気持ち」を他の女性も実はたくさん思っているはずなんです。

もし貴女が後者の女性の場合は「彼が浮気をしていても気が付かない」というパターンが多いようです。お気を付けください。

 ※

さて、「離れていても会いたくなるような女性」になるにはどうすれば、ですよね。

彼は音楽や街で起こっているいろんな文化に興味がある人なんですよね。

そういう「彼のこと」を想像しながら、「僕がもし彼だったら、どういう女性に会いたいか」というのを考えてみます。

貴女が彼よりももっともっと感性が豊かで、いろんな美術や映画や音楽や本なんかを体験していて、知っていて、そして貴女が彼のことをよく理解していて、時には「辛辣な助言」や、ごくたまに「ほめてあげたり」すると、彼は貴女に「会いたいなあ」って感じるはずです。

これはちなみに僕の場合なので、他の男性は違うかもしれません。

でも、僕はそういう「ああ、この女性ってすごく感性が豊かでいろんなことに興味があって、僕が知らないことをたくさん知ってるんだああ」って女性だと「もう一度会って色んな話をしたい」と思うし、そういう女性から「林くんはここがダメ、でもこういうのは良い」とかって批評されると、「じゃあ、今度はどう言ってくれるかな」って何度も会いたくなります。

そういう「離れているのを逆手にとって、『彼女に早く会って、この間見たライブの話をしたいなあ。彼女はどういう感想を持つだろう』って思わせるのが良い」と思います。

  ※

さて、これもう本当にしつこく言ってるのですが、「遠距離恋愛は意識的に二人が会って、ちゃんと目を見つめあって笑ったりキスをしたり抱きしめたりしなくては続かない」ようです。

そして、それを乗り越えるのは「結婚」が一番です。貴女と彼がいつ「遠距離恋愛」が解消されて、近くに住めるのかはわからないのですが、何人かの知人や友人が遠距離恋愛を不安に思い「結婚」をしてから、遠くでしばらく生活するという状況を選びました。「結婚している」ってそういう時、すごく「重たい」です。それも是非、考えてみてください。

幸せになってくださいね。

#コラム

※質問受け付けております。このシリーズ、書籍化のお話をいただいておりまして、「人生相談的な本にしたい」とのことですのでそういう質問だと助かります。makijobim★yahoo.co.jp(★を@に変えてください)にメールしてください。質問の文章に個人情報をたくさん書かれる方がたまにいらっしゃいますが、「コピペして公開可能な文章」でお願いいたします。

僕のcakesの連載をまとめた恋愛本でてます。「ワイングラスのむこう側」http://goo.gl/P2k1VA

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています。今日は季節のカクテルの桃のことです。

ここから先は

151字

¥ 100

サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。