オナラの恥ずかしさはどの国まで?

先日、スタジオでヨガをしているときのこと。僕の背中と床がこすれて「ブフー!」ってオナラみたいな音が出てしまったんです。

で、その時は銀座のお昼の「品が良い女性たちばかり」の中でやっていたので、みんな心の中で「うわ、この人、オナラした」って思ったはずなんです。

僕としては「あ、今のオナラじゃないですよ!」って言いたいのですが、そんなことヨガ中に宣言するのも変だし、でも「あの人、オナラした」って思われてるんだろうなあってずっとクヨクヨしているんです。

で、こういうクヨクヨ悩むときは、すごく高いところから「悩んでいる自分」というのを見つめることにしていまして、「そんなにオナラは恥ずかしいことなのか?」ということを見つめることにしました。

でもやっぱりオナラ、恥ずかしいですよね。

以前、何かで「人間の身体の中にあったり、くっついている時は不潔じゃない。人間の身体から離れたらその瞬間に不潔になる」という文章を読みました。

例えば「髪の毛」が一番わかりやすいのですが、人間にくっついているときは髪の毛って「素敵な存在」なのに、いざ抜けて、料理のお皿に入ったり、床にたまったりすると「不潔」になりますよね。

で、オナラも「胃や腸の中に空気として存在している時」は「ただの体内の空気」ですが、「いったん、人間の身体から離れた瞬間」に「嫌われる存在」になるというわけなんですね。

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ところで「欧米人はオナラよりもゲップの方が恥ずかしいと感じる」という話、聞いたことありませんか?

僕はそれを思い出し、さっそく検索してみました(検索すると何でも書いてありますね)。

で、検索結果をまとめますと、欧米人も僕らと同じように「オナラは恥ずかしい」と思っているみたいです。

もちろんゲップも恥ずかしいと思っているようなのですが、色々読んでいる限りは「オナラに関しては日本人同様に人前でするのは致命的に恥ずかしいこと」と思っているようです。

なるほど、「欧米人はオナラよりゲップの方が恥ずかしい」というのは都市伝説だったんですね。

さて、その周辺記事を色々と読んでいたら、「欧米人は鼻水を吸い込むのをすごく下品だと思っている。鼻をかむのは人前では恥ずかしいとこではないので、堂々と鼻をかみなさい」というのがありました。

これ、有名ですよね。

僕もロンドンに行ったときに、結構綺麗な女性が電車の中で突然ハンカチを出して、鼻をかんだのでびっくりしました。

鼻水を吸い込むのは下品なんですよね。僕もそのことは知っているのですが、今、日本だとどうなんでしょうか?

でも、逆に日本で電車の中で突然隣の人がハンカチを取り出して鼻をかんだらちょっとびっくりですよね。うーん、満員電車ならちょっと嫌がられそうなきがします。日本では鼻水が出てきたらオナラと一緒で「ひたすら我慢」が正しいのでしょうか。

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お蕎麦屋さんとかで、欧米人が「ズルズルッ!」ってお蕎麦を食べているとき、あるんです。

お蕎麦に関しては「ズルズルッ!」は世界中どこまでいっても「フォーマル」なのでしょうか。

もしかして「フォーマル」なのは日本国内だけであって、アメリカの中華料理店でラーメンを「ズルズルッ!」ってやると「下品」なのでしょうか。

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最近、本当に、街に外国人多いですよね。

こういう「いろんな所作」がそれぞれのお国ではどう感じているのかっていうのをまとめた本かサイトがあれば良いのにって思います。

あるいは「どうしてその国民はそれを恥ずかしいと思っているのか」というのを心理学的につっこんでくれると僕はすごく真剣に読みます。

オナラって全世界で恥ずかしいのかどうか、気になるところです。

#コラム

僕のcakesの連載をまとめた恋愛本でてます。「ワイングラスのむこう側」http://goo.gl/P2k1VA

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています。今日は「渋谷のオススメ無料トイレベスト3」です。

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