昨日は三軒茶屋に行って、コーヒー・ライツとデポーズィト・バガーリに行きました
※月曜日は日曜日の妻との行動のことを書いています。
昨日はいつものように、キコ先生のヨガの後、渋そばでお蕎麦を食べて、三軒茶屋に向かいました。
「三茶の後は下北まで歩く」と決まっていたので、「渋谷→三茶→下北はあまりにも遠すぎ」ということで、三宿あたりまでバスで行ってそこから三茶に入ることになりました。
ちなみに妻は高校生まで三宿で住んでたんですね。
小さい頃から高校まで住んでいた街って特別な思い入れがありますよね。
「妻が住んでいた街をうろうろ歩く」って言う企画は何度かしていまして、「この小学校に通ってたんだけど」とか「ここで私のことを好きな男性がずっと待ってて」とかって話を聞くの面白いですよ。
是非、「付き合っている人の小さい頃に住んでいた街を訪問するデート」、試してみてください。
さて、今回は太子堂の辺りで降りて、キャロット・タワーを目指しながら歩きました。
あの「キャロット・タワー」って名前、出来たとき「変な名前だなあ」って思ったけど、いざ定着すると覚えやすくて良い名前ですよね。
「ヒカリエ」とか「キラリナ」とかって意外と覚えにくいけど、三茶のあれは赤くてニンジンみたいだからキャロット・タワーって感じでまず忘れません。ネーミングって面白いですね。
そして、茶沢通りに入ったら、商店街のBGMでこの音楽が流れてたんです。
これ、もちろん僕と妻にとってはあまりにも有名な曲なのですが、アーティスト名が何故か出てこなくて、そういうの忘れたままにしておくと、脳の老化が進むってよく言われますよね。
「絶対に検索しない」と二人で決めて、それから20分くらいかけてやっと思い出せました。
さて、一つ目の目標のお店は「コーヒー・ライツ」です。
こちら、ブルーボトルをプロデュースした石渡さんのお店なんですね。僕、石渡さんと一度、B&Bで対談をしたことがあって、その内容はcakesで読めるのですが、まあ石渡さん、お店づくりがうまいんです。
まず「物件探し」がうまいんですね。「え? こんな場所に? こんなお店?」っていう絶妙な場所の、絶妙な建物を見つけてくるんです。
このコーヒーライツさんもそうでした。ちょうどお花の展示もされていて、妻が「うわあ、可愛い」と言って、写真を撮ってツイートしていました。
そして次の今回のメインの「デポーズィト・バガーリ」に向かいました。
こちらは佐久間努さんという方が昨年の11月に開いたばかりのお店なのですが、こちらの佐久間さん、ずっとbar bossaに通ってくれていて、「やっと来れた」というお店なんです。
内装は三鷹バルの一瀬さんということで、一瀬さんってカジュアルで暖かい印象の小さいお店作りが上手いことで有名なんですね。
それが今回はイタリア・ワイン専門のワインバーということで、高級感がありつつも、一瀬さん独特の暖かみのある内装でした。
さて、デポーズィト・バガーリさん、すごく良いお店でした。
僕、実は、何度も何度も佐久間さんに「ワインバーは絶対にやらない方がいい」って忠告したんです。
今はもう本当にワインバーって古いんです。ワインバーって1990年代後半に東京で流行ったスタイルなのですが、その頃にオープンして、今残っているお店って本当に1割以下だと思います。
今はもう「ワインバル」なんですね。このワインバル自体も「今からワインバルを開店する」って言ったら、飲食店プロデューサーはみんな「もうワインバルは多すぎだから違う業態を考えたら?」って勧めるはずです。
でも、佐久間さん「やっぱりワインバーが好きだし、ちょっとしたおつまみ程度で、ワインに向き合うお店にしたい」ということで、イタリアワイン専門のワインバーにされました。
もちろん、「時代の流れ」を読むのも大事ですが、「本当に自分がやりたいお店、もし自分だったらこんなお店に行きたいスタイル」にした方が正解です。
デポーズィト・バガーリさん、すごく良いお店です。
僕はピノ・ネロとシチリアの赤を飲んで、妻は48ヶ月シュール・リーしたソーヴィニヨン・ブラン(面白い味!)とバローロ・キナートというデザートワインを飲んで、ラルドという背脂の生ハムと、羊と牛のチーズに栗の蜂蜜をあわせたのと、ナッツの入ったチョコを食べて、6000円でした。安いですよねえ。
ちなみに、「男性客8割、女性客2割」だそうなんですね。
新しく開店した飲食店の有名な法則で、「女性客がたくさん入っているお店のところに、後から男性が増えてくる」っていうのが、「儲かるお店の条件」みたいによく言われるんです。
それを佐久間さんは気にしてまして、僕が「やっぱりパスタを始めたり、生のフルーツを絞ったりしたら女性は来るんじゃないですかね」とか言ってたら、妻が「佐久間さんの顔を出せば、もっと女性は来る」と宣言しまして、こんなツイートをしていました。
佐久間さん、イケメンなんですけど、なんか嫌なイケメンではなくてすごくソフトで好印象なんです。「元アパレルでやっぱりイタリアワインが好きで、アパレルを辞めて飲食業界に入った」という一番理想的なパターンでして、そういう人ってバランスがいいんです。
そして、デポーズィト・バガーリさんを後にして、「ピガール」というクラフト・ビール専門店に向かったのですが、なんか夕方になったらすごく寒くなってまして、「もうビールは飲めない」ということになり、下北まで歩きました。
ちなみにピガールさんを経営している山田夫妻も、結婚前からbar bossaに通ってくれていて、すごく良いお店ですので行ってみてください。
その後、家に帰って、イタリアのビオの白ワインを飲みながら、妻が録画してくれていたプロフェッショナルのワンちゃん特集を見て、妻と二人で泣きました。
お酒やバーについての僕の本です。『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?』 https://goo.gl/QGdp48
bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。
この記事は投げ銭制です。面白かったなと思った方は下をクリックしていただけると嬉しいです。おまけでちょっとした個人的なことをほんと短く書いています(大した事書いてません)。今日は「やっと通った」です。
ここから先は
¥ 100
サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。