グループをつくること

妻がＬＩＮＥで「グループ」を作って楽しんでるんです。

本当に別にたわいもない、ちょっとしたグループを作って、その中で数人で会話をするのがとても楽しいみたいなんです。

ＬＩＮＥって「スタンプ」がすごいんだなあ、とか思ってたのですが、この「グループ」っていうのもすごいんですね。

ほんと、どうして人間は「グループ」を作りたがるのか、すごく不思議です。

　→ちなみにこの手の話を書くと必ず『マズローの欲求５段階説というのがあって…』という突っ込みを頂くのですが、もちろんその説はもっともなのですが、僕はとりあえず「不思議だなあ」というところから始めたい人間です。すいません…

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あれって今でもやってるのかなあ、と思うのがありまして。

小学校や中学のときに遠足とか体育とか文化祭的なことで「じゃあ好きな人どうしで５人組のグループを作ってください」っていうのがありましたよね。

あれってすごく「苦手」でした。

あの、僕って結構、不良っぽい人ともおとなしめな人ともみんなとうまくやってたので、突然グループって言われても、うーん…って気がしてたんです。

でまあ、グループを作るとなると、勉強もそこそこ出来て、スポーツも出来て、ちょっと不良っぽい、女の子にもモテるようなグループに入った方がカッコいいから、どうしてもそのグループの方に流れてしまいますよね。

そしたらいつも仲良くしていた「ちょっと地味」なんだけど、ＳＦとか洋楽とか詳しくてすごく面白い友達が、そういう地味な人とかイジメられがちな人ばかりが集まったグループに入ってたりして、「あ、あいつ、遠足の間はあのグループなんだ」とか気がついて、なんか裏切ってしまったような気分になって、関係が遠くなってしまったりしたものです。

今でも「はい。それでは好きな人どうしでグループを作ってください」ってやってるのでしょうか。

僕がもし今、小学校や中学の教師なら「はい。それでは嫌いな人どうしでグループを作ってください」って言って、「さあ、このグループで遠足をおもいっきり楽しんでみなさい」ってことをするんだけどなあ、って思います。

「自分とは違うなあ。嫌いだなあ」って感じる人と一日ずっと山道を歩いたり、お弁当を食べたりするのって、すごく勉強になると思うんです。

気が合う人たちと過ごすよりも、よっぽど「成長」するような気がするのですが。

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のび太「ドラえもん、そうかなあ。やっぱり僕は好きな人と一緒にいたいけどなあ」

ドラえもん「のび太くん、嫌いな人って、突然すごく好きなることもあるんだよ」

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「林さんの奥さんって」です。