カレーのラーメン化
先日、あるグルメで有名な方が「最近のカレーブームのことなんだけど」と仰って、あ、そうかあ今って「カレーブーム」なんだ、って気がつきました。
例えばちょっと前に「うどん」って流行りましたよね。もちろんみんな「うどん」のことは知っていたんだけど、「香川のあのコシのあるうどん」を再発見して、東京でもいろんなうどんのお店が出来て、今、普通に「香川スタイルのうどん」、街中で食べられるようになりました。
そこで「カレー」なのですが、これは「香川の一人勝ちうどん業界」とはちょっと雰囲気が違います。
まず「そのお店だけのオリジナルな味」というのが目立ちます。みなさんいろんな場所やお店で研究されて、自分だけの味を追求して、この味にたどり着いたというお店が多いですよね。
一方で、本場インドも北インド系と南インド系があってそれもしっかりファンがついているという感じでしょうか。
で、「あ!」と気がついたのですが、これって「ラーメン」と構図が全く同じですよね。
ラーメンも「オリジナルな自分だけの味」を追求している個性的な個人店というのがたくさんあって、それぞれに魅力があります。
そして一方では、本場の中国のラーメンも街中で普通に食べられて、どちらも共存しているって感じです。
なるほど、これは「カレーのラーメン化」なんですね。
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よく言われるのは「フレンチやお寿司は単価が高いからしょっちゅう色んなお店で食べてブログやSNSで評価するのは大変だけど、ラーメンは単価が低いから誰でもすぐに参加できるから『今はあの店が美味しい』ってすぐに話題になって行列ができる」というものです。
そういう意味ではカレーも単価が低いから、そのラーメンと同じ状況になりそうです。
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これはもしかして、カレー屋さん、今のラーメンと同じくらいお店が出来て、「俺は家系が好き」とか「カレーとご飯を別々に出して『つけご飯』」とか「替えご飯」とか色々と出てくるのでしょうか。
あるいは「日本のカレー」というのが国際的に認められて、NYやパリではもちろん、もしかしてインドでも日本のカレーが食べられるようになったりすのでしょうか。
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そんなことを妄想していたら、そのグルメの方にこう言われました。
「林さん、カレーって面白いのは、どのカレーも美味しいんですよ。そば屋のカレーも美味しいし、家で作ったカレーも美味しいんです。それがカレーの懐の広さなんです」
確かに納得です。
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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「美味しくない蕎麦」です。
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