ケチな話

※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

僕、根がすごくケチなんです。

例えば中古レコード屋さんに行くという趣味があるのですが、結構探していたレコードがみつかっても、思ったより高ければ買わないんです。

「そりゃ当然でしょ」と思いましたか?

いや、僕の場合、2500円くらいでも、「いやあ、このアルバムだったらもう少し良い状態で1800円くらいで見つかるなあ」とか思って、棚に戻しちゃうんです。

ええと、おかげさまで、700円くらいは正直、あまり気にならない生活はしているんです。

さらに僕の場合は、お店でかけられるからお客様にもメリットがあるし、経費で落とせるのに、「いやいやまだ安いのがあるはず」と700円ケチってしまうんです。

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ところで僕は100円ショップも好きなんです。

もちろん妻は100円ショップなんて大嫌いで、僕が100円ショップに行ったレシートを見つけるとすごく軽蔑するし、たぶん妻はプライベートで100円ショップって利用したことは1度もないはずです。

でも、どういうわけだか僕は100円ショップが好きで、1週間に1回は行ってしまうんです。

もちろん行く理由は例えば「お店用のキッチンペーパー」とか、「お店のろうそく用のライター」とかそういう消耗品なのですが、ついつい他のも見てしまうんですよね。

ダイソーの社長か誰かが「100円ショップは若いカップルが来て、『こんなものも100円』って楽しんで買い物していただいて、500円くらい落としてもらえばいい」というようなことを言ってて、なるほどな、と思いました。

僕もそれと同じで「これが100円ってすごいなあ。どういうことなんだろう」とか、「これは安そうに見えるけど実はもうかってるんだろうなあ」とか「これもう少しクオリティを上げて300円のものにしてくれたら買うのに」とか勝手に色々考えるのが好きなんです。

でも、すぐ近くの東急ハンズに行けば、もっと良いものがもっと選択肢も多くあるし、おかげさまで東急ハンズで買いものするときにそんなに値段なんて気にならないくらいの生活はしているのですが、どういうわけだか100円ショップに行ってしまうんです。

「どうしてなんだろう? 限られた商品構成の中から出来る限り良いものを選ぶという状況が好きなのかな」とか自分でも色々と考えるのですが、妻に言わせると「あなたがケチなだけ」なんだそうなんです。

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先日も100円ショップに行ったところ、「爪切り」という存在を見つけてしまいまして、自宅用に100円ショップで爪切りを買ったら、妻と娘にいやがられるのですが、「お店で使おう」と思って、数種類の中からすごく悩んで「これだ!」というのを買ったんです。

そしたらその爪切りがすごく出来が悪い子で、僕の爪の先の方が変に割れちゃったんです。

いやホント、こういうのお金の無駄だし、時間の無駄だし、その爪切りを捨てられなくて場所の無駄でもあるのはわかっているのですが、たぶんこれからも何度もやってしまうんですよねえ。

#コラム

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