地球に到着して最初に考えること

もし自分が宇宙人だとして、「地球」を見つけたら、いったいどんなことを考えて、どんなところに興味を持つだろうってたまにぼんやりと考えることがあります。

長くて真っ暗な宇宙旅行を続けていると、青く輝く地球が見えてきました。これはどうやら生物がいる惑星です。

近づけば近づくと色んなことがわかりはじめます。

この惑星は水で包まれていること。水の中にも多くの生物がいるが、陸上にも生物がいて、どうやらなかなか高度な文明を持っているということ。

ここで、僕たち宇宙人は「人間」に大注目し始めますよね。

ところであなたが宇宙人だったら、地球の人間の「どこ」に注目しますか?

「あの自動車や飛行機のエネルギーは何なのか?」とか「戦闘能力はどのくらいなのか」とか、あるいは人によっては「人種」や「言葉」や「政治体制」に注目するかも知れません。

でも、たぶん一番気になるのは「この人間という生き物はどうやって子孫を増やしているのだろう」ですよね。

というのは、その宇宙人は「性別」なんてないかもしれませんよね。

あるいは「男と女」という性別があったとしても、地球の魚みたいに「雌が生んだ卵に雄が精子をかけるだけ」かもしれないですし、地球の他の哺乳類のように「発情期」があるのかもしれないですし、まあ、地球の人間と同じ「子孫の増やし方」ではないと思うんです。

で、その「宇宙人の気持ち」になってみると、「地球という惑星の人間って、ずいぶん面倒くさいあれこれをこなして、交尾まで持ち込まなきゃいけないんだ。すごくコストがかかるんだなあ。さらにその交尾が受胎が目的じゃなくて、快感が目的のこともあるんだ、さらにその快感も個人差があってすごく複雑なんだ、どうしてこんな交尾システムをこの地球の人間は選択したんだろう、不思議だなあ」って悩むんじゃないかなって思いました。

いや、ほんと、複雑すぎませんか? 宇宙でこんなに複雑な「交尾システム」を採用している生物ってちょっといないと思いませんか?

 ※

とかなんとか考えていたのですが、人間がここまで進化してきたのは、「男と女」という性別があって、性交までにすごくコストがかかるからなのかなって思い始めた47歳の初夏です。

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「レコードを片付けた」です。

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