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個人的憶測な小林賢太郎さん

最近ずっとラーメンズさんのコントを視聴していて…

気に入ったものは何回か見てるけど…毎回同じところで笑うし、何回見ても新鮮に感じられるぐらい完成度の高い作品なんだなとしみじみ思う。

私は中川家とかフットボールアワーさんとかが好きで、ツッコミの切れ味の強いものが好き

なんだけど…ことラーメンズさんはお笑いという枠組みに入れるのは無理があるのではないかと思う作品たち、独特な世界観、二人が作るキャラクタ―がとても気に入った。

いろんな作品を見て、いろんな方の考察や賛否両論の意見を見聞きしている中で、私が個人的に感じた小林賢太郎さんという人物が大変気に入った。

現在、ラーメンズとしての活動は行っていない。

しかし解散という二文字は公言していない。

完売劇場の朝まで生テレビという討論会での 小林賢太郎 個人の貴重な意見を聞いて妙な合点がいった。

解散は絶対にあり得ない。とそう仰っていた。

彼はうさぎさんだから、自分から手放すことはできないんじゃないかと思うし、それを自分の口で言う、もしくは相方の口から聞くことは絶対にしたくないのだろう。と思った。その言葉は滅びの言葉なのだろう。

二人がそれぞれの道を突き進む状態、事実上解散状態であっても公言しなさそうだなと思った。

もし、公言する時が来たとしたら…それはお互いが必要としなくなった時ではないかと…。

わっちの解釈だと…二人の絆 という名前がラーメンズなのではないかと…。

自分たちが歩いてきた軌跡の中にラーメンズというものが今の自分を作っているという認識はあるだろうし、ラーメンズとしての活動をなかったものにできるほど驕ってはいないだろうと。


まぁ、友達という定義があいまいなのと同じかなぁって。

よく遊ぶ人=友達ではないし。

連絡をよく取る人=友達ではない。

長らく連絡を取らなくても、繋がっていると感じる関係もあるし。友達と呼べる関係と似てるのかなって…っさ。

まぁしかし、現在のお二人の関係性が分からないけどね。飲みに行くのか…仕事仲間の一環で付き合いはあるのか…とかさ。


わっちから見た小林賢太郎さんは…THE 不器用で器用な繊細うさぎさん だよね。

努力を他人に見せることはせず、練習に練習を重ねて本番ではさらっとやる。それが最高にクールだ。それは舞台に立つ人の考えだよね。

TVのバラエティはかっこ悪いことをしたり、裏側を見せたり…かっこ悪い姿も笑いに変えられる人、器用になんでも熟せる人、そして要求に瞬時に答えられる人で自分を表現するというよりは、求められるものに自分を乗せる…という構図かと…。

そういう意味では…小林さんは役者であり、表現者 という枠の中に入るんだろう。

だとすれば、芸人という枠ではない。のは分かるし、自分を表現するのがコントであり、パフォーミングなんだろう。しかし一般の役者さんとも違うんだろうなとも思う。まぁ、表現師と言えばいいだろうか。

やはりTVには向いてないんだろう。

要求に瞬時に答えられる、求められるものを自分色に染められる方ではないのかもしれない。

誰かが作った世界の中で誰かがつけた役割を演じることが苦手なんだろうなって。

だからこそ、自分で作った世界の中で自分に役割を与えそれを自分色に染めるという感じ。

私はこういう人好き。

自由な感じ、芸術家タイプってなんか嫌いじゃない。

しかし一般社会では難しいし理解しがたいものかもね。社会とは常に誰かの要求に答えて、媚びを売って、時には自分とかけ離れた自分を演じながら生きていくことだから。

だから、TVで受けてる人は一般社会でも十分通用するだけのスペックはある人だと思ってる。

自分の作る世界で自分がその中で生きていくことは決して楽ではないと思う。趣味を仕事にしたくない人がいるのと同じで。

まぁそれを好む人もいるけどさ…。

それを確立させたのは単純にすごいと思う。

芸術家は一途な面、完璧主義の一面があると思ってる。

完成品しか作品とは認めないし、駄作は絶対に出せない。どんなに人が好評だと言っても自分はそれを認めない。

そう思えば、やはり小林さんはこのタイプなのだろう。

自分の表現したいものを自分が納得する形で世に出す。

それを見たい人が見る。それが理想的だろうし、彼はそれを望んでる。

この構図の中で成功する人はほんの一握りだろうし、それをやってのけるだけのものを提供できるのは単純にすごい事だし、誰しもはできない。

私はスゴイ事だと思ってる。

自分のやりたいことで飯が食える人って…。

それはアーティストでもそうだし、スポーツマンもそう…自分のやりたいことを存分にできる環境を手に入れることができる人は才能と努力の塊の人。

自分に限界を作らず、絶えず上を目指していける人。常に100点を取るぐらいの気持ちで行けるメンタルを持ち続けることは私からしたらスゴイことだと思う。

こういう人は自分に厳しい。

完璧主義であるからこそ、自分に厳しい。そうでなければ無理なのだろう。

妥協をしない、追求することを止めない。それは誰にでもできることではない。

誰かに認められるというものを作り出すことは容易ではない。

自分で作る世界の中で自分が生きる――――――

それは自分が一番俯瞰的で冷静、自分であり続けることを全うできる人、誰かに認められるものを作り続けることができる人。

それをやってる人は単純にすごいなって思うし尊敬する。

そして私が思うのは…

器用で不器用な男と不器用で器用な男の話


の作品の中で、
片桐さんの役の売れない四畳半の画家が絵を止めて田舎に帰ろうと思う旨を小林さんに言うという設定―――――


一般社会でそこそこに成功してるが何か満たされないものを抱えていて、自分を表現し自由に生きている片桐さんを尊敬し応援していて、眩しい存在で自分にはできない生き方をしている片桐さんを止めようとする小林さんの絵。

ここではあえて役名をつけず、片桐と小林の設定のところがさらにグッときた。お互いの役柄は本来の自分とは逆な設定にしたところがいい。

そして片桐さんの役も小林さんの役もきっと小林さんの中で両方ある存在なんだと思う。
小林さんの役のように無難に生きる方法もある。その方が楽なこともあるし、お金は手に入るし、何でも買える。一見成功者に見える。誰もがそこを望むし、それを良しとする現実がある。

しかし自分のやりたいことを貫いて、誰かに評価されるまでやり続けるメンタル、誰かに夢を見させているかっこよさという社会的には成功しているとは言い難いけど、それでも誰かの夢を体現している存在への憧れや羨望というものの必要性を訴える存在

も彼の中に存在しているのだろう。

どっちが正解とかそんなことは愚問だけど…これが彼の本心なのではないだろうか。
この時、彼はこういうことを考えていたんではないだろうか…周りの声と自分たちの方向性を見定めていたような…。

芸術家の方なら一度は通るだろう道。その岐路に立っていたような…

小林さんの未来への考え方がそこにあったような気がした。

現実は片桐さんの役のような生き方を選択した小林さんだけど…まぁ片桐さんの役より成功者だけど…笑

繊細な小林さんは自分を俯瞰的に見、時には嫌悪しながら理解しているからこそ、自分が自分らしく生きれる場所を見つけたんだと思う。

それは誰しも叶えられることではなく、誰しもが憧れるもの。それを実際に体現しているからこそ多くのファンがいるんだろうとも思う。


繊細な小林さん。

ウサギさんみたいな小林さん。

やはり個人として発信する時の顔はいつも不安そうで、自信なさげ。周りの反応が怖いし、それを受け入れ、流せるだけのスペックを持ち合わせていないからこそ拒否する感じ。分かる。うん、実に分かる。私もこの手の種だから。

しかし自分が作る世界では生き生きとし、役を演じることに対しての自信感があるように見えた。

それが、今の小林さんにどうように映るのかは分からないけど…

個人的にはとても魅力ある人だなぁって思った。

言い方は悪いかもだけど…純粋でかわいい人って感じだよね。

私が感じたラーメンズのお二人は、お互いがお互いの良さを最大限生かしてるし、真逆な二人っていう印象もあるけどそれとも違う…

芸術家の二人なんだなって。

芸術家がコントもやるし、絵も描くし、粘土もやるし、俳優もやるし、演出、脚本家でもあるし…

ってな感じ。

自分がやりたいことを最大限できるだけのスペックを持ったお二人なんだなと思った。

不器用で器用で繊細な小林さんだからこそ、一途に頑固に拘って、時に孤独に自分の表現したいものを表現する。それが多くのファンを魅了し、それが小林さんが欲しいものなんだと思う。

彼が生きる世界は…優しいものなんだと思う。

優しい。誰も傷つかず、傷つけない。小林さんが求めているものはそういうことなのかもなぁって。

現実は厳しい世界で生きにくい人もいる。しかしそんな人にこそ、彼の繊細さは痛いほど分かるし、彼の魅力なんだと感じるんだと思う。

誰かの夢の体現者となってるっていうのは救いでもあるし、希望でもある

と思ったんだ。

笑いという誰もが欲するものを優しい世界の中に落とし込んでくれているってのは…ありそうでなかったものなのかもしれない。

誰もが欲する世界だけど、現実は厳しくて…簡単には手に入れられないことが分かってるから。現実はその手に入らないことを諦めて、そして絵に描いた餅のような存在だと思ってる。

でも小林さんの世界では当たり前に存在して、過去も未来も当然そこに存在するものとしてあるからこそ、そこを魅力に感じているファンも多いのだろうとね。

まさにディズニーのような存在感と言えばいいのだろうか…。


まぁ、ここまで書いたけど…個人的な希望的観測で勝手な解釈に基づくもので、事実はどうかは分からない。個人的に私がここ最近ハマって調べて、見て…勝手に思ってることだから。

小林さん個人の作品も有難いことにYOUTUBEで公開してくださってるので見てみようとは思う。

っが…きっと私はラーメンズという枠の中にいる小林さんが好きなのかなぁって今の段階では思ってる。

片桐さんの隣で笑う小林さんが最高に好きだからだ。

私が今、何でも叶えてあげるって言われたら…

間違いなく…ラーメンズのお二人が見たいって言うと思う。

それぐらいお二人が醸し出す空気感が好きだ。






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