027スジボソヤマキチョウ

スジボソヤマキチョウは山地の高原や森林周辺に生息し、6月から7月に発生します。
少し大型のシロチョウでアザミなどを好んで吸蜜します。

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キャベツとも形容される翅裏の模様が特徴です。
黄色い蝶は逆光で撮影すると翅が透けて綺麗です。

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成虫で越冬する蝶の1つですが、春に観察できる個体はかなり色褪せていることが多いです。

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近似種のヤマキチョウは越冬後も綺麗なので越冬場所が違うのでしょう。
4月から5月に産卵しますが、その時期に生息地へ行くことが少ないので産卵は未撮影です。
通常は翅を開かないので、翅表は飛翔を狙います。
雄の翅表は黄色が鮮やかです。

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求愛は何度か観察していますが、あまり良い写真は撮れていません。
雌雄が絡んで飛んでいて、上が雌です。

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交尾は一度だけ撮影しています。
他の撮影者が見つけて呼んでくれました。
少し高い位置の葉裏なので、撮影も少し難しいですが、見つけにくい位置です。

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数が増えてくると集団で吸水することもあります。
今までで一番大きい集団で前後合わせて20弱です。

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ヤマキチョウに比べると生息数も多く、各所で観察できます。
それでも違った生態なので大事に撮影したい蝶です。

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