091ミドリヒョウモン

ミドリヒョウモンは平地から山地に広く分布しますが、樹林や周辺に生息するので平地では郊外の自然豊かな公園などで観察できます。
平地では6月に発生しますが、夏になると夏眠で観察できなくなります。
山地の高原でも観察機会が多く、標高の高い場所では夏眠せずに各種の花で吸蜜します。
マツムシソウで吸蜜する雄で、性標は4本が目立ちます。
ヒョウモン類の中でも雄の性標が一番はっきりしています。

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雌は黒っぽく、緑色に近く見えることから和名がついたのではないかと思われます。
ヨツバヒヨドリでの吸蜜です。

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吸水は撮影を始めた頃に一度だけ観察しています。
翅裏の白帯3本も特徴です。

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交尾は何度か撮影していますが、あまり良い位置で撮影できていません。
このときはマツムシソウの花に止まったので位置は最高ですが雄の破損が激しいのが残念です。
比べると左の雄が明るい色調なのが分かります。

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産卵も何度か撮影しています。
郊外の公園などでは9月頃に観察機会が多いです。
メスグロヒョウモンと同じで樹の幹への産卵が多いです。
高い位置だと撮影が難しいです。
このときは低い位置でしたが暗い場所なのでストロボを発光しています。

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6月から10月頃まで郊外や山地で撮影できる蝶です。
思ったより良い写真が少ないので丁寧に撮らないといけませんね。

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