026タカネキマダラセセリ

タカネキマダラセセリは北アルプス、南アルプスの高標高に生息する高山蝶です。
北アルプスには比較的行きやすい場所で観察することができますが、それでも１時間程度の急な登りを歩いて行く必要があります。
生息地では沢沿いの草地でテリトリーを張る雄を観察できます。

翅裏も独特の模様が魅力的です。
下草に止まっていた新鮮な雌です。

吸蜜はグンナイフウロやクガイソウなどを好みます。
クガイソウでの吸蜜です。

求愛は一度観察しています。
長めの求愛でしたが、設定が悪く暗めの画像になってしまったのが残念です。

同じ日の少し後で近くで撮影した方が交尾を教えてくれました。
斑紋の差はない蝶ですが、翅が鋭角な右が雄だと思われます。

生息地からは周囲の山並みも綺麗に見えます。
７月ですが、雪渓も残る山を背景に広角で撮影しました。

産卵は未撮影ですが、近年はこの場所まで行くのも難しくなっているのでチャンスないかもしれません。
産卵は別にしても何とか会いに行きたい蝶です。