見出し画像

イベント再開に向けてのシミュレーション

各地でイベント自粛解除の話を聞くようになりました。自治体によっては音楽イベント再開のガイドラインも打ち出され6月からは新しいライフスタイルを意識しつつ経済や生活を戻していく時かなと思います。

もちろん、ウイルスがなくなったわけではなく、引き締めと緩みを繰り返して有効的な対策が出るまではwithコロナを意識しつつアミューズメントを提供していかなければならないことを意識しなければなりません。

当面のスケジュールは決定しておりませんが、各方面で出ているガイドラインに則る形で太子ホールでも今の段階の再開に向けたシミュレーションとルール作りをしました。また自粛期間中にステージの仕様も一変したので試奏もお願いし、音の出方、外への音の漏れも含めて確認しました。


テーブル、椅子のレイアウト

太子ホールの客席床面積は140㎡、通常座席数は椅子席のみ100以上、テーブル付き椅子席60をフルハウスとして使用しています。音楽イベントは通常テーブル付き椅子席で開催しています。

円形テーブルは大小あり、通常音楽イベントでは直径90cmの小型丸テーブル12台を使用します。キャパシティ60を用意する場合、直径180cmの大型丸テーブル10台を使用します。

歌あり、アコースティックでの演奏を想定して、蜜を避けステージより距離を取る形でまずテーブルを椅子1脚ずつ置いて配置してみます。

画像1

ステージよりの景色、これで椅子席12

画像2

一番前の席からボーカルの立ち位置まで4.5〜5mです。

計算すると椅子席30で一席あたり約4.5㎡の床面積、天井高も8m程度あるのでかなりの開放感、恐らくこれが密ではなくステージ距離もある最大席数と思います。

この形で、各テーブルに1席を設置しホールの隅にエキストラ椅子を置き、お客さまが必要に応じてお使いいただく形になるかと思います。

画像3

各テーブルに2席配置してみました。これで24席。隣席との間隔を確保して正面向いて座っていただくとかなりゆったりとした席配置になります。残り6席はホール側面に配置します。

画像4

エキストラ椅子はホール側面に置きます。


換気・衛生面について

通常音を出す施設は音漏れの恐れがあるので、構造を密にする必要があります。そこで少し工夫をします。

ホール入口扉の定期的な開放

画像5

後方真ん中にホール入口扉があります。まずここを開場前後、幕間に全開放します。

排煙窓の常時開放

画像6

太子ホールの天井高は8m程度あり、通常下で温まった空気は上に溜まります。そこで8枚の排煙窓を常時全開し、エアコン4基を下向きに作動させ、ホール内空気の排気を促します。この事で演奏音が少し音漏れしますが、排煙窓が上向きなためかなり出音が軽減されている事、ホール前は駐車場であり近隣に居住されている方も殆ど居られないので苦情対象とならないと判断しました。

この状態で約4時間使用しましたが、順調に換気されている事を実感します。

画像7

ホール入口に設置する手指消毒用アルコール

画像8

トイレ用ハンドソープ

現状で上記のような施設対策を採ります。


自主イベントを開催する場合の運営面の対策

今オフィシャルサイトには3月23日にリリースした「新型コロナウイルス流行に関する主催イベントの対策につきまして」が掲載してあります。

それを現状のガイドラインに即したものに変更し、上に書いた内容も含めて列記します。

①出演者・スタッフには体調管理をお願いし、当日熱発の場合勤務や出演をキャンセルいただきます

②ステージと客席の距離を4〜5m程度確保します。

③自主公演は当面30名の予約定員制にて開催します。そのため公演の観覧に関しましては、オフィシャルサイトの予約フォーム、出演者経由での事前ご予約が必要となります。

④エントランスに手指消毒剤を設置しますので、ホールに入る時点での毎回の手指の消毒をお願いします。

⑤洗面所にハンドソープを設置しますので、十分な手洗いをお願いします。

⑥ホール内では全員マスク着用をお願いいたします。着け忘れた場合は入館できません(少量ホールにあるものを実費でお分けする事も出来るかもしれませんが、私どもが確保した時点での価格となりますのでご了承ください)。

⑦お客さまにも十分な体調管理をお願いし、体温が37.5℃以上ある場合は入館をお断りいたします。

⑧開演前後や幕間に移動する時は、意識して人との距離を確保していただくようお願いいたします。

⑨椅子から立ち上がっての応援、大声での声援はおやめいただくようお願いいたします。

⑩ホール内の換気は、定期的な扉の開放、排煙窓の開放などで確保します

以上です。


ただ、この記事を書いている時点で、国や県からの詳しいガイドラインはまだ出ておりませんので、比較的明確になっている大阪モデルを参考にしています。ゆえに追加対策が必要になりましたら、その都度オフィシャルサイトに追記します。


まだまだ先に予定した公演が開催できるか不安定な状況ですが、いつでも再開できるようにいい準備はしておきたいと思います。

可能になれば、まず気軽に参加できるオープンマイクを事前エントリースタイル、いつものオリジナル曲縛りで企画する予定です。


一新したステージの音も上々でした。協力いただいた音楽家のみなさま、ありがとうございました(^-^)

画像9

#太子ホール #滋賀県 #東近江市 #音楽イベント #アコースティックライブ #新型コロナ対策 #再開ルールづくり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?