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「全国通訳案内士」試験 合格への道のり~(9) 1次「一般常識」でなにが出題されるかはプロに聞こう

「全国通訳案内士」試験の1次試験(筆記試験)「一般常識」でなにが出題されるかは、試験実施年によっておそらく出題者が変わっていることもあり、非常に悩ましいところです。

試験の「ガイドライン」にも明記されている「観光白書」はおさえるとして、それ以外の部分については、「何が出るのか」を自分で考えることはやめて、“プロ”に聞いてしまうというのもひとつの手だと考えます。


“プロ”、すなわち試験対策を専門に行う機関(スクール)は複数存在します。自分が2021年試験にむけて利用したのは下記の通りです。

★ESDIC英語能力開発アカデミー:Zoom一般常識セミナー

★True Japan School:公開模試

★ハロー通訳アカデミー:一般常識の傾向と対策(YouTube動画とPDF資料)


上の2つは有料ですが、ハローのありがたい無料の資料も含めて、“プロ”が出題されそうな項目を抽出して作成した教材で学習するのと同時に、過去数年分の過去問を粛々とこなしていく中で、暗記すべきポイントなども見えてきます。自分で「何が出るか」悩むよりは、「何が出るか悩む」のはプロにまかせて勉強を進めた方がストレスが減ります。

2021年の出題例でいえば、ユネスコ世界遺産(無形文化遺産、自然遺産登録勧告機関)といった重要項目はどのスクールもおさえていました。また複数のスクールの教材をカバーすることで、項目の学習モレを防ぐことができます。


実は、この他に、過去に「大学入試センター試験」の「現代社会」が「一般常識」科目免除の対象ともなっていたことから、「大学入試共通テスト」の「現代社会」(注:「共通テスト」での免除はありません)のテキストや、新聞社他が主催する「ニュース時事能力検定」の問題集等にも手を広げましたが、結果として得点には結びつきませんでした。


また、日本の伝統芸能である歌舞伎・能楽・大相撲等も2021年には出題はありませんでした。ただし、伝統芸能については2次試験のプレゼンテーション・トピックとして出題されていますので、「一般常識」科目対策時に写真等も見ながら学んでおくことは意味があります。


今回まで3回にわたって「一般常識」対策に関して書いてきました。次回は「通訳案内の実務」について書く予定です。


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