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ようこそコッツウォルズへ第7弾はついに日本から!

名古屋を出て浜松の大学に4年間通っていた時、
名古屋の友達が泊まりに来てくれると、皆に餃子やさわやかを食べてもらったし、大学に連れて行ったりした。
自分が参加していたワークショップを見に来てもらった事もあった。
とにかく大好きな街だったので日常を見て欲しかった。

奈良に就職してからは時間とお金の余裕がゼロに等しかったのと、奈良に興味がある人が非常に少なかったため、名古屋や浜松に帰るたびに奈良が本店のお土産を一生懸命選んでは皆に配って、

何でそんな毎回お土産持って来んの?

と聞かれた時は

自分は奈良の観光大使だと思って生きてるから

と答えていた。

その割には神社仏閣に興味がある人を住んでいた法隆寺へ案内するも私自身も詳しくなかった。

そして、ブライトン、ロンドンで7ヶ月間の観光生活を経てコッツウォルズ、チッピングノートンに住み始めて以来、本職のガーデンと大学で学んだ建築デザインの視点から自分が発見した素晴らしい景色を存分に案内している。

自分の将来のために今は仕事の事だけ考えなければいけないんだと
お金と時間を捨てて追い込んだ8年間では叶わない事が本当にたくさんあった。

恋人や家族への愛情も
友人への感謝の気持ちも
社長や同僚、同業者への信頼も
全てが足りていなかった。

今はその時と比べたら時間とお金の余裕が大きく生まれるため
恋人に惜しみなく愛情を注ぎたいと思うし
友人には有給やお金を使ってでも生活圏を案内したいと思うし
社長のために一生懸命働きたいし、同僚とは仕事以外の場面でも頼りたいと思っている。

正直焦りはある。
仕事を適当にこなしつつ、仕事中以外でスキル向上に繋がるトレーニングに時間を割かない生活は日本に帰った時、大勢のライバルに追い抜かれているのではないか。

いや違う。
それができなくなったから逃げて今に至るんだ。

常に自分や家族の時間を1番に考えて楽しそうに働くイギリス人を見て
仕事も愛情も感謝も全て含めて自分の大切な人生だと教わったからこそ今色んな考えが生まれているんだ。

仕事のスキルだけを見て人生が後退しているなんて愚かな考えは捨てても良いいと思えるようになれたんだ。

だからこそ今までずっと我慢し続けてきた、叶わなかった事がたくさん開花し続けているんだ。

コッツウォルズを案内していると色んな人に感謝されるし、褒めてもらえる。

その言葉をそのまま受け止め、なぜそんな事をするのか、

ずっとずっとしたくてもできなかった、送りたかった人生だから。

2年くらいさ、そんなイギリス生活に身を委ねてもいいじゃない。

2024.06.10

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