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できる同期のおかげで、仕事のモチベーションを見つけた話

私は誰よりもこのサービスが好きでした

仕事の出来る密かに憧れていた同期が、退職時の挨拶でクライアントに言った一言が忘れられない。
クライアントにも愛されていた同期が言ったこの言葉は、今でも私の仕事をする上での軸になっている。

フィードフォースという会社でWeb広告の運用をしている晩柑が、前向きに仕事を楽しむために大切にしている考え方を書いていきます。

シンプルに言うと、仕事で向き合う対象をとことん好きになるという考え方。
とあるECサイトの広告を運用するときは、このとあるECサイトが好きになる対象になります。

この考え方に至った理由と、これまでの経験からメリットを紹介していきます。


きっかけは同期の一言
まだ私が前職の社内ジョブチェンジで広告運用を始めたばかりの頃、入社当時から広告運用をしていた同期の案件を引き継ぐことになった。
引き継ぐのは、1ヶ月で億規模の大規模アカウント。
それを立ち上げから運用して結果を出してきた同期は確実に私よりも仕事ができた。
その同期が退職時にクライアントへ挨拶で伝えていた言葉が忘れられない。
私は誰よりもこのサービスが好きでした
これをサービスをより知ってるであろうクライアントに堂々と言えちゃうのがすごい。

この一言を聞いたとき同期のこれまでの案件への姿勢や結果、クライアントからの愛され方の辻褄が合った。
この出来事から私も出来るだけサービスを好きになってみようと思い始めた。


好きになるために、まず徹底的に知る
運用者としてとあるECサイトを担当することになった。
できる同期に習い、好きになる方法を考えてみたときに、まず徹底的にこのECサイトのことを知っていいポイントを見つけていこうと思った。

好きになるためにしたことは主に3つのポイント
①ユーザーとして使ってみていいポイントを見つける
②競合他社と比較していいポイントを見つける
③(もし本当に使いたい、好きと思えたら)実際にそのサービスや商品を使ってファンになる

そして、この3つのことをしてみたところ、私はまんまとこのECサイトのファンになってしまった。


好きになってみてわかったこと
広告運用者という立場でありながらも、仕事の対象であるこのECサイトのファンであることは非常にメリットが多いと感じている。
まず、よりこのECサイトを知っているであろうクライアントと対等に話ができること。ヘビーユーザーすぎて機能面についても、クライアントよりも詳しいかもしれないと言う自負があると、施策の提案や日々の分析にも自信が出てくる。
加えてファンが故に頻繁にECサイトを見ているので、クローズドで実施している短期のキャンペーンにもクライアントから連絡がなくても気づくことができる。広告における細かな数値変動の要因分析もしやすくなった。

さらに、ファンが故にもっとこのECサイトを良くしていきたいという思いが湧き、仕事のモチベーションにもなっている。
今ではすっかりこのECサイトの運用がとても楽しい。
いいことづくめである!


最後に
広告運用者として駆け出しの頃に、私はこの考え方に出会えて良かったと思っています。広告以外にもこの考え方を活用してもらえると嬉しいです。
数値で結果を出す以外の部分で仕事の楽しさを見いだせて、同期にはとても感謝しています。
けど、恥ずかしいから同期には感謝の気持ちを言えていないままでいる…。いつか言おう