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イギリス旅で感じたこと。

open micに参戦。
友人より。
開催される場所は主にパブだが、そのパブがどのくらいの大きさか、やはり大きめのパブになると、音楽目当てではない客の方が多かったりするので、雰囲気が崩れてしまうことがある。 「やりづらい」部分はいくらかある。
でも、そのあたりは演奏する側がどれだけその場にいる人たちを引き込めるか、によるんだとのこと。
写真は一切撮らなかった。
撮影禁止ではなかったようだが、みんな純粋に音楽を聴きにきていたから、雰囲気を壊したくなかった。
私も演奏に聴き入りたかった。
ステージの準備中、準備をしている二人の若者(ともに男性)と話す機会があった。
「僕らはプロのミュージシャンを目指している」
彼らの目は輝いていた。
眩しかった。
演奏もプロ級だった。

友人はステージでBon Joviの曲を数曲演奏してくれた。
私は一切楽器が弾けないのだが、ギターを持って演奏する彼はとても格好良かった。
実は彼の演奏前、彼より一人の女の子を紹介された。
その子は(当時、高校生だったかな)日本にとても憧れており、日本の漫画が大好きとのこと。
日本語も勉強しており、「英語ではなく、日本語で話してあげて」と、彼より。
彼女はイラストを描いており、見せてもらった。
プリンセスのお話に出てきそうな可愛らしい画だった。
私一人では経験出来なかった、現地の人達との会話。

今回の旅で感じたことを書きたい。

友人に会うことができて、本当に良かった。
彼に会う前、様々な観光名所を訪れ、素晴らしいと思うところはあったが、強く心に残っているのは彼に会えたこと、彼の職場でサッカー観戦したこと、open micなど、景色よりも「人」(イギリスでしか体験できないこと)が心に残っている。
振り返るとあっという間の旅だったが、「楽しかった」、「行って良かった」と思っている。
近い将来、彼とまた再会したい。

私は、もしかしたら、今日死ぬかもしれない。
「あの時、ああすれば良かった」と、思わないように毎日を生きている。

私の知り合いで、ミリナー(帽子デザイナー/職人)の方がいる。
今回私がイギリスに行くことを彼女に伝えると、その時、彼女が言った言葉が頭に残っている。

「積極性は自分の可能性を広げてくれますよ」

本当にその通りで、今まで知らない自分に出会うことが出来た。
人との出会いが最高に好きで、私は本当は何が好きで、何に価値を持っているのか。
そして、何に自分の心が震えたのか。
お金や地位も大切なことかもしれませんが、やはり人間にとって、それらよりももっと大切な何かがあるんだと思います。

「もの」ではなく、「人」。
人との出会い、人の優しさや日常に触れた今回の旅。
幸せな旅だった。

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