利き手が突然不自由になった人のライフハック

めったにあるもんじゃないとは思いますが、
私が約15年前に事故で右手が不自由になったもので。

要約です。
1.ジタバタしよう
2.あきらめよう
3.代償行為
4.あきらめの先に

手の事は、原因は、不明なんですよ。

握力が5kg以下になっちゃいましてね、でも、神経の検査したら首から手まで信号は伝わってるってんです。

どこが悪いか、不明。

だけど、右手の中指は伸びないし小指と薬指はしびれて感覚がないし、
握力無いから、

包丁持てない!
洗濯ばさみさえ開けない!

と、いう状態になりました。

私はイラストを描くのが趣味で、
(仕事を定年退職したら、雑誌の挿絵で小遣い稼ぎできたらイイナ)
ってのが夢だったので、

絶望感、パねぇ。

医者は、「左手を使いなさい」っつーけど、私の左手は不器用。
そんな簡単にいくかぁー!
(ノ`Д´)ノ.:・┻┻

同じ状態ってのは、なかなかないと思いますが、
この15年を振り返って、参考までに。

1.ジタバタしよう

医者に「鍼や温泉は効果はない」って言われたけど、私は鍼をやったあと二・三日はよくなりました
医学的根拠がなんぼのもんじゃい!
まあ、東洋医学盲信は、いかんと思いますけどね。
その時役に立つ、これ大事!

それから、絵が描けなくなったダメージが大きかったので、つか、字も書けなかったんだ。
字は、こどもが字を書くための補助機具がいいですよ!
鉛筆が握りやすくなります!

絵が描けないのは、キツかったですねー。ツールの力でなんとかならんか、と、ペンタブ買ってお絵描きソフト買って、やってみました。

包丁が握れないのは、フードカッターを多用。

左手を訓練しろ、って、私の左手は不器用なんじゃ!
ただし、握手の訓練はしましたよ。両手。
こども用のハンドグリップに、弱い力用があります!
それから、大きいビーズをつまむ訓練をしたのです。

2.あきらめよう

結果、右手は10kgくらいになりました。痺れと痙攣は治りませんが。
そう、治らないのです。
それ、あきらめるのに時間がかかりましたねー。

は、調子が悪いときに行く。しばらくはよくなるから。
字は、自分専用の筆記具を常に携帯。グリップが太いやつです。
包丁はかろうじて握れるようになったので、ジャガイモやリンゴは皮を「剥く」んじゃなくて「切り落とす」感じで。サツマイモ・カボチャは惣菜!

ペットボトルのフタとか、
右手は力が弱すぎて開けられず、
左手は不器用で開けられず、
交互に使って何とか開けられる、
ってな生活です。

なによりもつらかったのは、絵を描くことをあきらめること!

以前と同じ画力にはもどらんのです。
ペンタブやツールを使っても、満足のいく絵にはならんのです。

私は描かなくなりました

3.代償行為(昇華っつーのかな?)

そしたら、テキストつまり文章ですな、そっちで表現するようになったのです。
書き散らしましたねー。

今では立派なテキストバカ(=何かしらテキスト書かないと死ぬ)です。

それで、在宅ワークでアルバイトをしていたり。
在宅ワークは、報酬が安い!なんとかなりませんかねぇ。
それはさておき。
在宅のライティングで疲れたら、ブログやノート書いて、って、テキスト書いてりゃ発散できる、立派なテキストバカですねぇ。

4.あきらめの先に

テキストの中には「川柳」も入っています。
賞を取ったり、ラジオで読まれたり、承認欲求が満たされます。
で!
私は、アニメオタクなので、
特に「あなたが選ぶオタク川柳」には、一年ががりで準備しているのです。
現在募集中です。第12回は、2017年1月31日までです。

その「オタク川柳」にイラストの公募もあるんですよ。

イラストは、絵師の方々は完成度を上げるために遅く応募する傾向があるので、募集開始直後は、応募が少ないんですよ。

やー、お祭りなんだし、参加してみようかな

そう思ったら久々に、鉛筆消しゴムミリペン色鉛筆とケント紙!
懐かしい…わが友よ…
描きあげて応募してました。<無謀

https://twitter.com/otaseng/status/795892245605949440

自分の昔の絵に比べると、それはそれは下手なのですが、

それでいいんでないかい?

こんな心境になったとは、びっくりでした。
10名がファイナリストに選ばれるんですよ。
いや、もう、上手い人は上手いから、残るわけはないとは思ってますけどね。

久々に、絵を描くことが楽しいと思えました。

まとめます。

1.ジタバタしよう。
医者に「効果はない」って言われようと、良さそうなことは試してみよう。
東洋医学・民間療法、侮れず。盲信は禁物。
こどもが字を書くための補助機具を使おう。
ペンタブ・お絵描きソフトを試そう。
フードカッターなど便利道具はどんどん使おう。
こども用のハンドグリップで握力を鍛えよう。
大きいビーズをつまむ訓練をしよう。

2.あきらめよう
治らない、という事実を受け入れよう。

3.代償行為
何でもいいからできることをやろう!
承認欲求が満たされます。

4.あきらめの先に
本当にあきらめがついたら、
見えてくるものがあります!

ここに至るまでに15年かぁ。
今、絶望していても、10年20年後には、なんかね、悟っちゃうから!
したら、また、できることが出てくるから!

大丈夫だから!絶対!!

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