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父の人生がすでに謎

父は昭和7年(1932)に生まれた。誕生日は不明。
戦争中だったので、適当な日に役所に届けに行って
適当な日を誕生日にしたそうだ。

昭和11年生まれの母も、誕生日が不明なので、
父も母も兄弟姉妹が多かったし、
そんなもんだったのかもしれない。

そして、父が死んだのが平成28年(2016)。
享年84歳。

その父の人生の、ちょっとしたことがすでにわからない。

父は、少なくとも50年以上、
陸上競技の長距離走にかかわって生きたのだが、

高校大学ラグビー部。

いつから陸上に?
なぜ、長距離走?
選手生活はいつまで?
どんな成績を残したの?
コーチを始めたのはいつから?

これがもう、きれいさっぱり、わからん!

インターネットがなかった頃の記録って、

ないわー。

戦中生まれは、どんどん死んでゆく。
自分史書く人は稀だろうし、
市井の人の歴史は消えてゆく。

ここ数日は、そんなことを調べて過ごしていた。
年寄りの昔話は、生きているうちに聞いた方がいいぞ!

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