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音楽が日常や人生に影響してる話
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2018年10月の記事一覧

odol『YEARS』やっぱり名盤

odolの新譜『往来するもの』をストリーミングで聴いた。なかなかいいなあと流していると、そのまま前フルアルバムの『YEARS』に突入。 YEARSは本当に何回も聴いている名盤だ。 アルバムの流れが気持ち良すぎるし、ギターとキーボード、ベースとドラムだけでミゾベさんの声を見事に彩っている。 声が他の楽器よりも三歩くらい前に出ている感じがして、こちら側に踏み込まれているぶん、歌詞も胸に迫りくるものがある。 最近のodolは音が洗練されているけど、音の種類自体は増えている。

吉祥寺、みなとまちとカレー日和

10月だというのにゲリラ豪雨のような降ったり止んだりを繰り返す街、吉祥寺。しかし天気など関係ない。心がカレー日和ならば・・ 時間をさかのぼること半日。 吉祥寺WARPというライブハウスへ【みなとまち】を見に行く前日に、miさんのnoteが上がってきたのだった。 この中でまめ蔵というカレー屋を紹介されていらっしゃる。 そして「かぼちゃペースト」という魅惑的かつ悩ましげなワードに反応した次の瞬間、僕の身体は現地へといざなわれ、一人用の席にしっかりと着座していた。 初めて

てのひらに 名前なきまま

気になるバンドを高円寺まで なじみのない道を 知った顔で歩いていく 通りすぎたり 止まっている人たち 多くもなく 少なくもない 生活の営みが見えるほど だれかとの距離は近くもないのに ライブハウスの暗がりには 見たら思い出した顔 めんどうなわけではない 嫌いになったわけではない いまの気分の動きを求めていない ストーリーやルールに入ってこない それだけのこと ベーシストの足もとに ペットボトル置くのが合図 ひかり落とされライブは始まる バンドとステージと僕 目に

続々・大車輪 vol.1 ~ポップの祭典~

相対性理論の出演が決まった深夜3時半。 メールはすぐ返さずに、関根と興奮を分かち合い眠りについた。 1月末には、のあのわというバンドの出演が決定。 当時から知らない音楽を追いかけまくっていた僕は、YouTubeで偶然見かけた彼らに一目惚れ。 『ゆめの在りか』はライブで見たら絶対にすごいことは一瞬でわかった(そして実際は予想の100万倍すごかった) まだバンドメンバーが運営していたウェブサイトにアクセスして、hotmailのアドレスに直接オファーすることがきた。 直後にメジ

続・大車輪 vol.1 ~ポップの祭典~

相対性理論からは芳しい返事をもらえていなかった。と前回のnoteで書いたけど、ブッキング自体が大苦戦していた。 最初はものすごい勢いで「出演できません」の返事ばかり来ていた。 催促しても返事をもらえないこともあれば、逆にこちらが申し訳なくなるほど丁寧なお断りメールをいただくこともあった。 その中でも印象的だったのがPANICSMILEだ。 出演は叶わなかったけど、対応してくれたフロントマンの吉田さんはなんて素敵な人なんだろうと感激してしまった。 かいつまんで書くとこのよ

大車輪 vol.1 ~ポップの祭典~

そういえば10年が経っていたことを、ふと思い出した。 僕は10年前に「大車輪」というライブイベントを始めていて、その第1回目が2008年3月28日だったのだ。 個人でライブハウスを借りてイベントをやるとか、音楽好きな人でもほとんどいないだろう。今回はそんな奇異を始めた当時のことを書いてみたい。 イベントの1回目に出演していただいたのは、相対性理論、のあのわ、ARTLESS NOTE、オードリーシューズ、haltの5組。 これは当時のフライヤーだ。ライブハウス各所に折り

POLTAワンマンライブにいくために

行くと決めたのは割と衝動的で、今週の水曜日。 家でPOLTAの音楽聴いてたら、どうしてもライブを見たくなって。 あらかじめ入れていた予定を変更してもらい、チケットを予約して下北沢へ。 今年出た『LOVE TO DIE』というアルバムには本当に支えられていて、一度CDプレイヤーに吸い込まれると5周はしてしまうくらい大好きな作品だ。 今週はPOLTAの二週連続ワンマンライブの二週目。 先週は古い曲多め、今週は最近の曲を中心に新曲もやるよ~!という内容だったのでどうしても行き