新人の日報より
「みなさんのコンフォートゾーンは何ですか?」
今日は、新人が日報を通して社員に問いかけていた内容である。
コンフォートゾーンとは、その人が慣れ親しんでいてストレスや不安を感じずに過ごせる、心理的な安全領域のこと。
人材育成の分野ではそのコンフォートゾーンを抜け出すことが、大きな成長につながるとしている。
実際私も上司として部下に関わる際、講師として参加者に関わる際にはよくコンフォートゾーンの話をする。
一方で、「自分のコンフォートゾーンがどこなのか」をじっくり考えた機会はなかったなぁ。
おそらく私のコンフォートゾーンは、
・自分の得意領域に相手を引き込んで勝負すること
・ある程度勝算のあるチャレンジにしか挑まないこと
・必要以上に人に深入りしないこと
・弱点を人に見せないこと
・自分の内面に深く向き合いきらないこと
この辺りにある気がする。
そして大事だと感じるのは、何もかもコンフォートゾーンを抜ければいいわけではないということ。
自分のビジョンやありたい姿に近づくうえで、抜けるべきコンフォートゾーンは抜ける。それ以外は無理せずに安心できる空間を持っておく。このバランスが大事なんじゃないか。
自分自身の成長のために、自己分析を深めるのはもちろん、今後のメンバー育成においてもこちらの枠に当てはめてコンフォートゾーンを広げさせるのではなく、「なぜこのコンフォートゾーンを抜けるのがあなたにとって大切なのか」をしっかりと伝えられるようにしていきたい。
日々自分たちのコンフォートゾーンに挑んでいる新人たちに、負けないようにしなくちゃ。