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"ラオスの森"を買って、ラオスの子供達の笑顔を守りたい。

こんにちは!最近は、バナナではなく、りんごジュースとオレンジにハマっていて、キャラ変の危機を迎えているセトちゃんです。

さて!

今日は、「次にやりたいこと」について話してみたいと思います。

わりとスケールが大きい話です。

遡ること4ヶ月前。今年の2月。

僕は、人生ではじめて"ラオス🇱🇦"という国を訪れました。

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この旅の目的は、西野さんがラオスの子供達にプレゼントした小学校の"開校式"に参加すること。

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小学校の開校セレモニーは、たくさんの人の温かさに包まれながら、無事行われたんですが、

その中で、僕が今でも忘れられないのが、
このときに見た「子供たちの笑顔」です。

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山奥にある小さい村。"ララ村"。

ここには、映画館もなければ、本屋さんもなければ、ケーキ屋さんもなければ、コンビニもありません。

西野さんが小学校をプレゼントする前は、
学校に通いたい子がいても、通う学校がありませんでした。

僕らにとっての"当たり前"がない世界。

僕らのモノサシで測ったら、決して裕福とは言えないこの世界。

それなのになぜか、ここにいる子供達の笑顔は、
めちゃくちゃ眩しかったんです。

こんなにも透き通った笑顔を見たのは久しぶりだったのと、僕が見た世界への先入観とのギャップからか、僕はここですごいショックを受けました。

「なんでこの子たちの笑顔はこんなに澄んでいるんだろう。」


もっともっとラオスを見たい。
この国のことを知りたい。

そう思い、残りの数日間の滞在でたくさんの景色を目に焼き付け、じつは、帰ってきてからもずっと「ラオスの子供達の笑顔」が頭から離れず、

「何か僕たちにできないか??」

ということを考えてきました。

今日は、それに対しての一つの答えを皆さんと共有してみたいと思っています。

「ラオスでやりたいこと」
について全部話します。

よろしくお願いします!!


🍌ラオスで見た貧困🍌

さて。

小学校の開校式があった次の日。

僕は、子供たちに会いに、ある場所に行きました。

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「坂雲寮」

日本のNGO団体「クワトロ」というところが運営されている、現地の子(ラオスの子)向けの学生寮です。

NGOの代表の方に聞くところによると、

ここでは、高校1年生〜3年生の子たちが暮らしていて、人数としては、1学年10人ずつ。

近くのいくつかの村の中学校の中で、成績が優秀な子が選ばれて、毎年入寮する生徒さんが決まるそう。(なかなか枠は限られているイメージだそうです)

ここに入った生徒さんたちは、生活費を支給してもらいながら、親元を離れ、毎日自分たちで身の回りの世話をし、勉学に励んでいます。

昼はラオスの学校に通い、夜は、日本語の勉強。

びっくりしたのが、
みんな日本語がめちゃくちゃ上手いこと。

普通の日常会話には全く困らないレベルでみんな話せるんです。

中でも、ずば抜けて日本語が上手い、この寮の生徒のリーダー的な子と話せる機会があったので、率直な疑問をぶつけてみました。

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("プットくん" えんとつ町のプペルをプレゼントしたらすごく喜んでました😊)

「プットくん!日本語、難しくないのー???」

すると、

「おもしろいよー!ラオスのがっこうにも辞書をもっていって、あいているじかんはずっとにほんのことを勉強してる!」

とプットくんは答えました。


「どうしてここまでできるんだろう。」


と思って、思わずプットくんに聞いてみたんです。

「どうしてそこまで勉強を頑張れるの??」

そしたら、プットくんはこう答えます。

「おやがたいへんで、家がまずしいから、ぼくががんばってたすけたい。それににほんがとても好きなんだ。」

、、、、、

プットくんの家は、少し離れた村にあるそうなんですが、とても裕福とは言えず、奨学金や生活費の援助がないと、高校に通うことすらできないそうで、

どうしてもその状況を打破したいと思い、勉強を頑張って優秀な成績を取り、この「坂雲寮」の枠を勝ち取り、奨学金をもらって高校に通っているそうです。

そして、いつかは自分が家族を助けたい。と。


、、この話を聞いたときに泣けてきてしまって。


自分がどれだけ恵まれているか。ということに一瞬で気付かされて、胸が痛くなりました。

彼、すごく笑顔なんです。

辛くてたいへんなはずなのに。

明るいんです。


見渡してみると、周りの生徒もみんなそうなんです。みんな笑ってる。

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ここでもまた、子供達の笑顔にショックを受けました。

そして、同時に、ここでは、
「教育(学校)」があっても、家庭環境や、いろんな事情により「教育」が受けられない子供達がいることを知りました。

この学生寮を運営しているNPO団体「クワトロ」は、まさに、こういった子供たちを支援していて、

西野さんが、「学校に行きたくても、通う学校がない子供たち」への支援として小学校をプレゼントされましたが、

・「教育」を受けるための場(学校)をつくる。
・「学校」に通えない人への支援をする。

この2つが両輪で回っていくことで、「教育」の部分での支援が、本当の意味で進んでいくんだなということを理解しました。


、、ここまでは「教育」の話。

じつは、この先にもまだ問題があるそうなんです。

この学生寮では、高校生を受け入れているので、
卒業した後は、社会に出ていかなければいけない年齢の子供たちを抱えていることになります。

ここで、次にNPOの方たちが頭を悩ませているのが、

「この子たちの働き口をどう探そう??」

という問題。

現状、せっかく環境を整えてしっかりとした「教育」を受けられたとしても、正当に評価され、それに見合った働き方や、お給料をもらえる働き口が少なく、卒業後の進路を決めるのがなかなか難しいそうなんです。

、、「雇用」の問題です。


西野さんが前に、

貧困を終わらせるのに必要なのは、
「教育」と「雇用」だ。

とおっしゃっていたんですが、
それが自分の中で繋がった瞬間でした。


🍌さあ、どうする??🍌

さて、「雇用」が必要なことはわかったところで、さあどうする!?というところなんですが、

これを考えていく上で、キーとなるものが一つありました。

それは、

「コーヒー」です。

もともと、僕は「SHIBUYA FREE COFFEE」というお店の担当をしていたんですが、ここで出している「コーヒー」は、ラオス産の豆を使っていて、

「このコーヒーの売り上げの一部はラオスへの支援に回す。」

ということが決まっていたんです。

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(※じつは、デザインしてくださった只石さんが天才的なんですが、このコーヒーのパッケージは、ラオスの国旗をモチーフにしているんです🇱🇦☕️)


、、そんなわけで、

「支援に回す」ということは決まっていたんですが、「ここに具体的に支援しよう!」というのは決まっていない状態だったので、

このお金で、どうにかしてラオスの「雇用」を生める道を探そう!ということに決めました。


そこで、まず相談してみたのが、
このコーヒーを作ってくださっている、LANDMADEの上野さん(サロンメンバーです!)です。

コーヒーの専門家である上野さんから話を聞いているうちに、どうやら、「コーヒー農園をラオスにつくること」が支援に繋がっていく。

ということがわかってきました。

理由はいくつかありますが、
・コーヒーは他の作物に比べ、しっかりとした価格でやり取りされる。(その分、労働者がしっかりとした対価をもらえる)
・コーヒー豆の栽培は、環境を傷つけず、持続的な支援に繋がる。

という点などがあります。

これは、ラオスの歴史的な背景とも絡んでくるんですが、

ラオスはもともと、国土のほとんどが森に覆われ、「貧しいけど飢えの無い国」と言われていたらしいんです。

ですが、今、日本や中国などの先進国が開発に乗り出しバンバン森を切っていってしまっています。

それにより、森は減少し、山はハゲて、多様な農作物が育たなくなっているそうなんです。

その結果、食物を輸入に頼ることになり、そのための換金作物として、焼畑農業でトウモロコシやゴムを作ろうとさらに森を減らして行ってしまい、取り返しのつかないところまで来てしまっている。と。

そんな状況の中、

じつは、「コーヒー」という作物は、森の中で作る必要があるそうなんです。

というのも、
コーヒーの植物自体が、直射日光に弱いので、あえて日陰を作るために、周りにコーヒーよりも背の高い植物が必要で、

それを満たそうとする結果、コーヒー農園は森の中に作ることが必要なんだそうです。

このように、、

森を減らさず、逆に増やしながら、
しかも外貨を獲得するための作物(トウモロコシなど)よりも高い値段で取引されるのがコーヒーであり、

「コーヒー農園」を作っていくことは、
「雇用」を作るだけでなく、「ラオス全体への持続的な支援」に繋がることがわかりました。


というわけで、、

僕たちは、コーヒー農園をつくるための「森」を買うことで支援する。

ということに決めました!

前述の"コーヒーの売り上げの一部"で
「ラオスの森」を買い、そこにコーヒー農園をつくり、「雇用」を増やしながら、ラオスという国全体への持続的な支援を続けていきます。


ラオスの森を買うことで、ラオスの森を守ります。

そして、未来の子供たちの笑顔を守ります。


そんなわけで、目標が決まったので、
あとは進むだけ。

「ラオスの森」が買えるように、どんどんコーヒーを広げていきたいと思っています!!

少し具体的な話をすると、、

じつは、僕の後に「べぇくん」がSHIBUYA FREE COFFEEの担当になってくれたので、一緒にアレコレ進めているんですが、

まずは、コーヒーの販売をオンラインでも始めました!!

『コーヒーのオンラインショップ↑↑』


そして、もともと渋谷にあるお店では、
『コーヒーを50杯プレゼントできる権』を購入してくださった方のおかげで、店頭にて、無料で一杯コーヒーが飲める仕組みになっていたんですが、

これを、全国のサロンメンバーのお店でも始めることにしました!!

全国のサロンメンバーさんのお店で、「誰かがプレゼントしたコーヒー」が提供され、それを飲んだ方がまた誰かにプレゼントをして、、
というギフトで回る優しい世界を作れるように、日々試行錯誤しています😊😊


コーヒーをプレゼントしたい方はこちらから↓↓


また、「コーヒー(無料)」をお店で提供してもいいよー!!」というサロンメンバーの方がいらっしゃいましたら、以下のフォーム↓↓からぜひ教えていただきたいです😊

『応募フォーム』はこちらから

そんなこんなで、
西野亮廣エンタメ研究所から、ギフトで回る優しい世界を作り、そこで生まれた優しさをラオスにも少しずつ届けていきたいなと思っています。


スケールが大きいプロジェクトではありますし、継続的な活動が必要になってくるとは思うんですが、

べぇくんと一緒にあたふたしながら、必ずやり遂げたいと思っています!!
応援よろしくお願いします🔥😊

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そして、これは微力ではありますが、
僕がやっている「#セトちゃんタイム」(1対1で話せる権)という活動の売り上げからも、ラオスの森への支援をしていきたいと思っています🇱🇦☕️

(※毎週日曜日のお昼に、次の週の分を追加しています😊)

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というわけで!

西野さんが「小学校」をプレゼントすることで繋いだ子供たちの笑顔を、未来に繋いでいけるように頑張ります!!

また、進捗があったら皆さんに報告させてください🇱🇦

今日も読んでいただきありがとうございました😊😊



p.s.

価値観をたくさん揺さぶられたラオスでの旅ですが、2本のnoteに分けてまとめているので、もしよかったら、読んでみてください😊😊

「幸せに対する違和感」の正体を探す旅  前編

「幸せに対する違和感」の正体を探す旅  後編




いつもありがとうございます!! これからも、自分の目で見て、肌で感じたことを等身大の自分で発信していきます。