旅先ランデブー

ランデブー    一夜一夜の夢心地
嵐が去れば 余韻と残像

旅先では、心も体も開放的になれるもの。
女子旅おひとりさまなら、よくある話。
知らない土地で、見知らぬ誰かと、たまたま隣り合わせのアルコール。お酒の援護があろうがなかろうが、会話が弾めば意気投合なきにしもあらず? 最初は遠慮しあってた2人も、いつしか敬語が氷に溶ける。
そして、気分は恋人同士。夜の静寂とともに、深い闇の中へと誘われる。

旅の途中のサプライズプランは、嬉しくもあり、名残惜しくもなり。最終日の別れ際は、まるで遠恋の2人みたい。余韻を引きずりつつ、帰路に着く。

そして、しばらくは残像が脳裏にちらつく。
やがて、時が経つにつれ、『恋の嵐』だったと気づかされる。

また会えれば、ときめく再会。会うことがなければ、一過性の嵐。過ぎ去った後には、心地よい風が吹くのだろうか。

#あの恋

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