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レビューサイトなんて当てにならない

お店を探すとき、レビューサイトを利用する人は多いと思います。
でも、レビューサイトに掲載されている情報って、どこまで当てにしていいか微妙じゃないでしょうか?

今回はレビューサイトに対する、僕の持論を述べてみようと思います。

レビューサイトの評価が微妙な理由

大体のレビューサイトって、★1〜5で評価したり、口コミを書き込めるような仕組みになっています。

ぱっと見ではお店の評判を定量的に比較・検討できる便利なメディアに思えますが、これって実は情報としてはかなり歪(いびつ)だよね、と思ったりするわけです。

まず★での評価ですが、基準がレビュアーによって異なります。

あるレビュアーは★3を基準にしているでしょうし、またあるレビュアーは、なんとなく★4を基準にしているかもしれません。

運営会社の方でガイドライン的なものは用意されていると思いますが、ほとんどの場合、レビュアーはそんなもの見ないでしょう。

各々の基準・感覚で自由に、そして無責任に★をつけるはずです。

そうしてバラバラの基準でつけられた評価をごちゃ混ぜにした★に、一体どれだけの信憑性があるのか甚だ疑問です。

口コミ=主観的評価である限り、当てにはならない

次に口コミですが、これこそさらに基準が曖昧です。

当たり前ですが、味覚や好みは人それぞれじゃないですか。

ある人が「うまい」と感じるものでも、別の人にとってはそうでもない、なんてことは普通にあるでしょう。

でも、そういう各々の好みに基づいた感想を好き勝手書かれるんですから、お店にとってはたまったものじゃありません。

しかもネガティブな口コミを書かれたとしても、それをお店の方で消すことが難しい仕組みになってたりします。

個人的には、「こんなもん、嫌がらせの温床にならない方がおかしいだろ」と思っています。

実際に問題になっているようで、Google検索してみると、「悪質なレビューへの対処法」みたいな記事が大量に出てきます。

口コミは親しい人からだから意味がある

レビューサイトが普及した頃から、「損得勘定を抜きにした消費者の生の声が聞ける」という点が、最大のメリットとされてきました。

でも口コミって、親しい人の意見であって、はじめて意味があるんですよ。

親しい人ってつまりは、価値観とかライフスタイルが近しい人で、だから好みとか感覚が似ているわけです。

その人たちの評価だから、自分にとって有益なわけですよね。

でもレビューサイトの書き込みって、どこの誰が書いたものだか分からないわけですよ。

だから、徹底的に感性の合わない人が書いた口コミが、それと分からず混ざり込んでいる可能性が全然あるんです。

「それでも、とりあえず行ってみよう」と思えるなら、あまり問題ないかもしれません。

でも「こんなレビューあるし…」となって、気になったお店に行くのをやめてしまうのは、ユーザーにとってもお店にとっても、ものすごく残念なことだと思うんです。

レビューサイトの情報に価値はない

とりとめもなく書いてきましたが、簡単にまとめると、厳格な基準をもって定量的にお店の評価を数値化できない限り、レビューサイトの情報に価値はないということです。

口コミは、どこまで行っても主観的なものです。

それに、とりあえずケチをつけたいだけとか、いまだに「お客様は神様です」的な思考で店にサービスを求めるなど、レビュアー側に問題があるケースも少なくないように思います。

こういうコンテンツが、一体、どこの誰を幸せにするんでしょうか?

僕が自分のメディアでお店を紹介したいと思ったのは、こういった背景が理由の一つです。

もちろん僕のレビューだって、主観的なものです。

僕が「いいな」と思ったお店の魅力を、誰かに伝えたいというだけです。

でも、それを見て「行ってみたいな」と一人でも思ってくれたなら、コンテンツとしての価値はあると思っています。


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