耳管ピン手術・その後
株式会社ジェー・シー・プラス社員 yamamotoです。
以前のnoteで「耳管開放症」という病気を治すため、耳管ピン手術を受けたことを書きました。
マイナーな病気・手術ですが、同じ症状に悩まされる方も少しはいるかもしれないので、またそのことについて書きたいと思います。
術後すぐは1週間弱、耳が痛かったのですが、1週間後~1か月後検診までは痛みがなくなり、耳管開放で聞こえにくい症状も全くなく、おもいきって手術を受けてよかった~!!と過ごしていました。
ところが、1か月後検診の後は、それからまた1か月半後(術後から数えると2か月半後)に検診があり、その頃には謎の痛みが再発していました。
特に雨の日や、入浴中・入浴後。
湿度高い環境の中で痛むので、何かしら圧がかかっているのかな?と思ってました。
そして、手術した方の耳を下にして寝た日、何でもない日にもじわじわ痛みが出るようになってきて、心配になってきました。
痛い、といっても以前の記事で書いた上咽頭炎の痛さに比べれば比べ物にならないほど小さな痛みで、「まあいいや、我慢できる程度だし」と放っておいたのです。
ですが、日を増すごとに痛みは強くなってきます。
特に入浴後はピンが中に押し込まれるような痛みで、「ピンが耳管を突き抜けて内部に入ってきていたらどうしよう!?!?」と不安が大きくなるばかり。
そして、ついには「手術するんじゃなかった、もうこの耳管ピン、とりたい!」と思うほどに。
そして私は転勤族で、いつまでも東京の病院の近くには住めないので、全国で耳管ピン手術をしている病院を調べたのです。
今回の痛みがひいたとしても、数年して、また耳が痛みだしてきたときに対処するためです。
以前のnoteで書いた通り、この手術をしている近くのちょうどよい病院はなかなか見つからず、初めは開発した東北の仙台まで出向こうかと思ったほど。
昔に調べた東北大の情報では、手術できる認定医はまもなく15人になる予定、と書かれていました。
全国で15人。少ないですよね。
それは、昔調べた情報だったので、今どこで処置を受けられるのか、調べてみました。
すると「日本耳科学会」という法人のHPがありまして、そこに載っていました!
https://www.otology.gr.jp/common/pdf/jikanpin20211025_2.pdf
なんと全国に10の病院しか実施していないのですね。
しかし、北から南まで散らばっているので、もしものときには近くの病院にかかれそう、と安心しました。
そして、術後から2か月半後検診。
しっかり診てもらいましたが、まったく問題なく、きれいな術後の状態だということでした。
ただ、術後は鼓膜切開して穴が開いているので、その上に亀の甲羅の成分を使った紙のようなもの(?!)を置くのだそうですが、それがまだとれずに乾いているとのこと。それが耳の骨にあたって痛いのではないか、と言われました。
その部位の写真を見せてもらいましたが、確かに術後のその紙(?)と現在の位置は変わっていて、鼓膜上の端の方に寄って耳にあたっている様子。
しかも確かに乾いていました。
あまりに痛いのなら、今、取ってみますよと言われ、チャレンジしたのですが、あまりの痛みに耐えられず、無理やりとるのをやめてもらいました。
これはいつか自然にとれるとのこと。
術後しばらくの間は痛みを訴える人はいますが、それも徐々になくなってくるそうです。
いろいろきちんと説明してくださったので、安心して帰ることができました(その日は大雨でずぶ濡れで帰りましたが)。
そして、今。
その痛みはほぼなくなってきています。
2か月半検診時の痛みを10とするなら今は1程度。
確かに徐々に痛みはひいてくるのですね!
やはり、この手術は正解でした!
一時は、耳管ピンを外すことも考えて、全国の病院を探しましたが、その心配はなさそうです。
術代7万円も無駄にならずにすみそうです。
耳管開放に悩まれている方、このような手術もあるので、考えられてみてはいかがでしょうか。
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株式会社 ジェー・シー・プラス
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