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人類が最初に手にした色は?

色材をつくるデヴィット・コールズによる『クロマトピア』、時代ごとに発明された色材を追いながら、人類と科学の発展とともにいかにさまざまな色彩を「獲得」してきたかが美麗な写真と共に語られる。

ディスプレイが当たり前になり、デジタル描画が普及したら今、僕自身デザイナーとしてなかなか色材を手に取って色を検討する機会も減りつつある。それでも一つ一つの色材が持つストーリーを読むとただカラーチャートから選ぶだけのものではない、色彩の本来持つ無限の可能性に気付かされる。

ということで本書にも最初に書かれている人類が最初に手にした色は「オーカー」、黄土色ですね。

“オーカーが使われた痕跡の古いものは25万年前まで遡る”とあるが流石に25万年前には人類と呼ばれる種は居ないと思います。
とは言え色材それぞれに奥深いストーリーがあってお勧めです。

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