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崖っぷち!!2ヶ月ヨーロッパオーディション【第1話】 〜どこまでも追いかけ続けたブレーマーハーフェン〜

こんにちは、みっちーです。

今回から、ブレーマーハーフェン編が新たに始まります。

ってか、ブレーマーハーフェンってどこ?ってかたへ説明します!!

ドイツ北部、メルヘン街道の終着地として知られるブレーメンから約50km、北海に注ぐウェーザー川の河口にある港町、ブレーマーハーフェン。街の名前は「ブレーメンの港」という意味で、ブレーメンとブレーマーハーフェンは、ふたつの市でひとつの州(ブレーメン州)を構成しています。

僕がオーディションを受けた時は、2月〜3月だったためとても寒く、天気も曇っていましたが、今回のオーディションはなんと日本から始まります!

ちょっと変わったブレーマーハーフェン編
どうかお楽しみください!!


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ヨーロッパオーディションに行く
1ヶ月ほど前のこと…


オーディションの準備をするべく、自分が通っていたバレエ教室でレッスンを受けさせてもらっていたり、オーディション情報を調べていたり、2ヶ月のオーディションのため万全の体制を整えていた。


そんなある日

同じ教室の後輩と一緒に、海外の先生や現役プロバレエダンサーのレッスンが受けられるオープンクラスに行った。一回のレッスン料は少し高いが、毎回とても楽しく学ぶことも多い。


「今日はどんなレッスンが受けられるのかな〜」



わくわく ドキドキしながらスタジオに入ると、
真っ先に目に飛び込んできたのが掲示板の貼紙!!



【オーディション告知!】
ブレーマーハーフェンバレエ団




日本で海外のバレエ団のオーディション?!

目を疑った。
普通、海外で就職したい人は、自分で現地に行ってオーディションを受けるわけで、海外のバレエ団からわざわざ日本に来てオーディションをすることは滅多にないのだ。



これはチャンス!!!!



せっかくのレッスンを楽しむことを忘れて、頭の中はバレエ団のことでいっぱい。レッスンが終わりすぐさまネットで情報を集めた。


ブレーマーハーフェンバレエ団。
団員数は男女あわせて10人くらいの小規模のバレエ団で、ディレクターがつくったコンテンポラリーの作品を主に上演している。

今までずっとクラシックバレエを踊ってきて、コンテンポラリーを踊る機会もあった。
しかし、この2つは全く違う。

コンテンポラリーは現代舞踊。
ポジションやテクニック、形や決まりごとにとらわれない。ダンサー個々の"表現力"がとても大事になってくる。

日本ではあまり馴染みがないが、海外ではクラシックバレエよりも多く上演されている国があるほど最近ではとてもポピュラーになってきている。

自分もよくコンテンポラリーの作品を見に行くこと多々あり、また自分が踊ることも好きなのでこのバレエ団にはとても興味をもった。

オーディション申し込み締め切りが一週間を切っていたので、善は急げ!すぐさま申し込みをした。



オーディション当日


朝の通勤ラッシュから始まる。


ガタンゴトン、 ガタンゴトン…


満員電車に揺られながら、ふと思った。



「あれ、僕はこれからバレエのオーディションに行くんだよな??」



そう…普段海外でのオーディションなら
・トラブル多き恐怖の飛行機
・ベッドが小さいやっすい宿
・海外チェーン店でのダンサーあるまじき食事
・伝わらない言語

などなど、いつものオーディション以外から受けるストレスを全く感じないし、良くも悪くも環境が全く違う。



そんな違和感と緊張が織り混ざる不思議な感覚に頭を悩ませつつも、満員電車のサラリーマンに囲まれながらオーディション会場を目指すのだった。


【第2話】へ続く…

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