リアルなモノづくりの面白さを建設テックで|自らの発信で最適化していく建設業界の未来
建設部材の受発注プラットフォーム「BALLAS」のパートナー(製作工場)さんと二人三脚で案件の遂行を担うパートナーサクセス職の猿渡。転職のストーリーや現在の役割、目標を聞いみました。
― 前職のご経験と転職の経緯を教えてください。
前職は大手建材メーカーで、設計から納品管理をしていました。
入社当初は、高層ビルの外装設計をチームの一員として、その後は、中~低層オフィスビルや商業施設向けのサッシや自動ドアなど、建具の導入を目的とした設計から納品までの案件遂行を担当していました。
前職に勤めて10年がたった頃、一つの建材の経験だけでなく、「建設」全体へ視野を広げてチャレンジしていきたいと考え始めたことが、転職のきっかけです。
― BALLASへ転職を決めた理由は?
転職活動では、企業の事業の成長性やビジネスモデルを見ていました。
前職の経験から、建築・建設業界は「テクノロジー」というメスが入りにくいと感じていたところ、そこへ踏み込んでいる「建設テック」という分野に興味をもち、その中でもBALLASの図面を中心とした調達における受発注の最適化という切り口が面白いと感じました。
また、BALLASが一品一様の特注部材に注力していることも理由でした。
既製品の取り扱いが多かった前職ですが、たまにセミオーダーのような案件に関わった時には、自分のアイデアが少し入れられると、ワクワクしていたことを思い出します。
BALLASでは、材料の規格はあれど、製作するものについては自分の提案が入れられる要素があります。
モノ作りが好きな自分にとっての醍醐味の一つです。
― BALLASへ入社し感じたことは?
意思決定の速さに驚いています。
例えば、調達分野の需要と供給のバランスから、特定の技術や生産能力を持っている新しいパートナー(製作工場)さんの開拓が必要となれば、マネジメントの判断は早く、すぐにその動きが始まります。
意見を上げやすい環境でもあり、裏付けを持って提案をすれば、誰の意見でも適切に検討して判断し実行する文化です。
大きな建設市場へインパクトを与えるダイナミックな動きをしている一方で、冷静で慎重さも持ち合わせているBALLASの良いところだと思います。
― “メンター”という役割を担っていますが
BALLASでの「メンター」は、マネジメントとメンバーの間の相談役のような役割です。新入社員や若手メンバーの知識やスキル面のサポート、案件のリソース状況の管理をしています。
また、チームや組織の「最適化」も会社の成長にとって重要なことで、BALLAS自体の社内の仕組みを改善していくというプロジェクトも動いており、ボトムアップ的に出てくるアイデアや提案を拾い上げて形にしていくことも意識しています。
― BALLASの案件体制は?
建設部材の受発注プラットフォーム「BALLAS」を通して、顧客(施工会社)が発注依頼をして案件が立ち上がると、顧客と向き合うフィールドセールス、部材の作図を行うカスタマーサクセス、パートナー(製作工場)を支援するパートナーサクセスが1名ずつアサインされ、チームで動きます。
パートナーサクセスは、図面や要件をもとに積算確認をしたり、最適な工場確認、場合によっては現調(現場調査)や施工立ち会いも行います。
自分たちが携わった部材が、建築物の一部となることを目の当たりにできて嬉しい瞬間です。
BALLASはチーム単位で一つの案件を進めているため、納品内容の妥当性の検証やブラッシュアップ案の協議など、チームメンバーの様々な視点から振り返ることができ、個人としての成長、チームでの安定したサービス提供に繋がっています。
― 今後BALLASをどうしていきたい?
直近の1〜2年では、「図面バラシの最適化」を実現したいと考えています。
業界のスタンダードでは、①顧客(施工会社)がスケッチや施工図をベースに製作工場へ発注、②製作工場が製作、というステップなのですが、①と②の間に仔細な指示内容が定められていないことが多いため、業務が滞ったり、製作物の不備が頻出してしまいます。
BALLASで進めている「図面バラシの最適化」は、パートナーさんが実際の製作をスムーズに行うための詳細な部材図面を、データを用いて正確かつ速やかに作成できるようにすることです。
不要なトラブルを防ぎ、両者にとっての「最適な調達」が実現できると思います。
これらのデータがさらに蓄積されていくことで、BALLASの爆発的な成長の礎にもなっていきます。
建設業を最適化、よりスマートな未来を創りたいと目指す方と共に、切磋琢磨していきたいです。
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