チリ:マプチェ族のアナキストがセメント工場放火と「スイッチオフ!」キャンペーンを繋ぐ
原文:https://freedomnews.org.uk/2024/08/09/chile-mapuche-anarchists-link-cement-factory-arson-to-switch-off-campaign/
原文掲載日:2024年8月9日
著者:マテオ゠スガンバティ(Mateo Sgambati)
マピオ川での破壊的採掘に反対する原住民族グループが反資本主義破壊工作キャンペーンに挨拶を送る。
「マピオの叛乱細胞:ヌエバ゠サブバシオン」グループは、チリのバルパライソ地区で先週土曜日に行われた放火攻撃の犯行声明を出した。エル゠メロンのコンクリート工場では夜間に7台のトラックが放火され、会社の事務所も狙われた。負傷者は報告されていない。
「ラ゠サルサモラ」に送られたコミュニケの中で、マプチェ族叛乱細胞は生態系の劣化・採掘許可に際する汚職・気候変動を攻撃理由として挙げていた。同時に、チリとアルゼンチンの「マプチェ族自治の戦いとの団結」を宣言した。コミュニケは「世界の他の地域で打撃を与えている同志達」に挨拶を送り、最近のドイツのセメント工場への攻撃と米国のマウンテンバレー゠ガスパイプラインに対する抵抗に言及している。コミュニケは最近の攻撃を国際的「スイッチオフ!」キャンペーンに結び付けている。このキャンペーンは、生態系の破壊で大儲けする企業インフラに対する反資本主義破壊工作のための緩い標語である。
このグループは地域のセメント工場をこれまでも標的にしていた。この地域は飲料水の7割、灌漑用水の9割をマイポ川に依存している。河岸からの砂と鉱物の採取は、河川の流量と流速に影響し、陥没穴を作り、上流に広がり、退行性浸食のドミノ効果を引き起こす。この浸食は周囲の生活システムを破壊し、地滑りに絶好の条件を創り出す。世界中で、セメント生産の影響は、世界の二酸化単出量の9%を占める。これは航空交通の3倍で、最も汚染度の高い産業の一つだ。
チリでは過去10年間、国益に反するあらゆる部門に対して軍国主義的政策が強化されている。現在も社会民主主義政権の下で継続している。コミュニケの文章では、政府は「環境保護・人権尊重・『原住民族』擁護・ジェンダー暴力反対といった闘争の旗を掲げている。この旗は偽物だ。こうした各側面で詐欺だと証明されているだけでなく、これらと真逆なことを強化している」のだ。