2024/07/22 とっても素敵なお写真を撮る

今日はマセキ芸能社に所属する芸人さん (私は芸人というより漫才という気概でいるよ。いや気概というほど強いモノじゃないか。なんとなく芸人というよか、仕事は漫才と小粋なトーク。うん。そうそう。いやカッコの中が長いよ。うるせえ!うるさくねえ!俺がえざおだ。俺はえざおじゃねえ!みーんながえざおだ!いいよな~みんなえざおでいいなあ) の宣材写真撮影の日だ。港区赤坂のフォトスタジオ(ひゅ~かっこいい!)にて最高の一枚を撮るんだ。

朝10時から撮影が始まる。一組およそ20分程度で予定されている。なんの因果か、我々がマセキで一番初めに写真を撮ることになっている。なにか意図をがあるのではと考えてしまうのは私だけだろうか。
普段の生活なら10時は起床するくらいの時間だ。早朝である。なんらかの準備をしなくては顔が寝起きの腫れぼったい状態で撮影することになってしまう。普段から腫れてませんか?なんていう人は百叩きの刑に処すから、お尻を出しなさい。

そんなわけで、なるべくすっきりした状態で撮りたいから用意を周到にしてきた。
まず、昨晩は酒を飲まなかった。酒は翌日のむくみのもとになる。ライブとウーバーをこなしている中でこれを我慢するのはかなり至難の業であった。
加えて、塩気を摂らないように気を付けた。むくみの原因とは、体内の塩分濃度があがり、それをちょうどいい具合にするために体が水分を貯めこむことによると私は理解している。塩気は必要最低限で抑えて、とにかく水を飲みまくる。
昨晩、ライブの前にモスバーガーを食べていた米ェズの山口さんが、ライブ後にラーメンでもとお誘いくださったが、ラーメンなんて今最も危険な食事である。ラーメンを食べるなら塩を舐めたほうが体にいいんじゃないかと思う。私は翌日に撮影を控えたグラビアタレントのようなつもりでお断りさせていただいた。山口さんには申し訳ないことをしたと思う。また柴又の家でラーメンを食べる会をやりましょう。

塩と酒をなんとか我慢して、あとは深い睡眠に着くだけだ。睡眠こそがお肌の調子をよくする。良質な睡眠は快便も呼び込む。それはつまり良いデトックスになるのだ。
帰宅してから1時頃には床に着いた。しかし眠れない。眠れないよおとグラグラしていたら5時くらいになっていた。ぴえん。起きたのは7:30頃だから全然眠れていない。最悪である。昼寝してしまったのが原因だろう。

寝不足ではあるがお陰様でスッキリとして体が軽い感覚がある。とてもお腹がペコちゃんである。でも、ここで食べてはだめだ。なんたって撮影だからだ。
フォトスタジオは青山一丁目から10分かからないくらいの距離を歩く。短い距離だが、今日の熱さは殺人的だ。シャツはもう絞れるのではないかというほどべちょべちょである。
フォトスタジオの前には9:40ちょっと前に到着する。事前の案内では、撮影の10分前に入ってくださいとあった。真面目人間ギャートルズの私はどうしようと悩む。いま入ったら「早すぎます」「日本語は読めませんか?」「では英語で言おう。ファックだ。」などと暴言をはかれる可能性がある。おい、いま誰かファックと言ったな。ファックというやつがファックなんだぞ。ホーリーシット!(ウォーキングデッドでおぼえた英語)

悩んだ末、私は入ることにした。なぜならこのままここで待機していると死ぬと思ったからだ。本当に暑い。
スタジオのインターホンを押すととても気さくなスタッフの方が迎え入れてくださった。気さくすぎて逆に怖さすら感じた。普段、こんなに明るい人と接さないから免疫が無いのだ。一応、財布はチャック付きのポケットに移しておいた。

入ってはみたが、まだ田川くんは当然いないしマセキの社員さんも来ていない。手持ち豚さんな状態で、貸してくださったうちわで汗を乾かす。ひえ~涼しい~。
ほどなくして田川くんやゴリ山口さんらが到着する。ゴリ山口さんは日に日にお笑いから会社員の雰囲気になっていっている。寂しさを感じる部分もある。小学生の時に金玉をつぶしあった友達が、久しぶりにあったら金玉をつぶさせてくれなくなったような気分だ。

ほどなくして準備完了と言った雰囲気だ。撮影場所へ行く。なんとなく撮りたいと思っていたポーズがあるので、キャメラマンの方に見せる。本当にプロの方だなと思ったのは、写真を1秒も見ていないんじゃないかという早さで「うん。じゃあ、こうしてこうでこうですね」とすぐに希望通りのポーズを取らせてくださる。これがプロなのだな。面食らってしまった。
お陰様で素敵な写真が撮れました。ポーズを決めたバージョンと素の状態の2パターン撮っていただいた。あとは事務所の方などが判断するのだろう。お任せする。ポーズを決めたほうが採用されると嬉しいな。いつ公式サイトの写真が変わるかは不明だが、楽しみにしていていただきたい(誰も楽しみじゃない ほーりーしっと)。

10:30頃にはスタジオを後にする。またも大汗をかきながら駅へ行って帰宅する。漫才協会の事務所にも寄った。衣装を東洋館に忘れてしまっていたことに昨晩気づいてしまったからだ。このまま帰るにしてもお腹がすきすぎているから、久しぶりに丸亀製麺へ寄った。
かつて事務所のネタ見せが両国で行われていたころは毎回のように丸亀製麺で食事をして帰っていた。ここのところは外食はお酒を飲むためにするものだというモードになってしまったから、当分行ってなかった。
ちょうど11時ぴったり、開店時刻に丸亀正麺前を通りかかったから何かのご縁も感じつつ入店した。うどんだけでも十分だったが、ひさしぶりに来たものだから天ぷらも頂戴する。数年ばかり行っていない間に半熟卵の天ぷらというのが出ていた。こりゃあ美味そうだ。そしてサツマイモ天ぷらも久しく食べていないなと頂戴する。久しぶりに食べる丸亀製麺はそれは美味しかった。やっぱりこのチェーン店は異常なことをしている。値段に対して美味しすぎる。みんな丸亀製麺をよろしくお願いします。そしてスポンサーについてください。田川くんはかつて沖縄、茨城どちらでも丸亀製麺でバイトをしていたから申し分は無いと思う。

丸亀製麺でふと思い出した。かつてマセキに入るためにオーディションライブに出ていたソビエトクラブのレクター高梨氏。吉本に入って図鑑というコンビで活動していた。
久しく会ってなかったが、とてつもない才能と穏やかな性格だった。そして丸亀製麺が大好きだった。大好きだったというのも、今年の3月に理由は明らかになっていないが(しなくていい)、亡くなったそうだ。いくつか年下だったはず。すみませんね、さっきまで明るい話だったのに、ふと彼が頭の中に浮かんできたんだなあ。うーん。

ということで話も長くなってきたから終わりましょうか。そのあとは、あまりにも寝不足で昼寝をした。ワイドショーチェックなんかをして、また1時2時ころに眠った。ああ今日も疲れた。おやすみ~。

今日面白いと思ったことは「写真をお楽しみに。キャメラマンは褒めてくれるからとられていて嫌な気持ちはしない。ただ、財布はチャック付きのポケットに入れよう。」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。