帝王賞傾向分析&優駿スプリントレース回顧
本日の優駿スプリントは、プライルードの快勝という結果に終わりました。ダービーには目もくれず、羽田盃の後はここに照準を合わせて調整を進めてきた陣営の判断は見事でした。
昨日公開した傾向分析では、注目馬の筆頭にプライルードを挙げましたが、お姉さんのブロンディーヴァもこの舞台で好走しており、血統的にもこのレースと相性がよかったのでしょう。
また、今年の優駿スプリントの1~3着は、全てヘイローのクロスを持っている馬。この点も昨日の分析の中で触れているポイントで、改めて競馬における血統の威力というものを感じることができた、そんなレースでした。
※優駿スプリント 傾向分析記事参照
さて、優駿スプリントの次は、いよいよ上半期のダートグレードの総決算、帝王賞が行われます。
本日は、帝王賞の傾向分析を行いたいと思います。
まず、過去5年で毎年馬券に絡んでいるのが、ノーザンダンサーのクロスを持つ馬です。
特に、ヌレイエフ、サドラーズウェルズ、リファールなど、欧州系ノーザンダンサーの血を持つ馬の活躍が目立ちます。
大井のダートは砂が深くパワーを要する馬場で、特に中距離の上級条件では、高いレベルのダートでのトップスピードに加え、それを持続させるパワーや底力を併せ持つことが必須です。
欧州系ノーザンダンサーの血は、特に最後の底力、勝負根性に優れた血で、大井のダート上級条件で活躍が目立つ米国血統、及びゴールドアリュール系種牡馬とうまく配合のバランスが取れると、この舞台に適した能力を持つ産駒を輩出される可能性が高まるのでは中と考えます。
今回の出走馬の中でノーザンダンサーのクロスを持つのは
・オメガパフューム
・チュウワウィザード
・クリンチャー
の3頭になります。
また、南関東の上級条件において欠かせないのが米国血統、特に、本場アメリカのクラシックにおける王道血統のエーピーインディー系にも注目する必要があるでしょう。
今回該当するのは
・父シニスターミニスターのテーオーケインズ
・父パイロのメイショウハリオ
の2頭になります。
ただし、テーオーケインズに関しては、母系もアメリカ色が強く、ヨーロッパの血があまり見られないことが気がかりです。
昨年の帝王賞は重馬場でかなりスピードも出る馬場でしたが、今回は良馬場が濃厚。昨年よりもパワーが要求されるレースになるようであれば、昨年と同様のパフォーマンスを出すことが難しくなる可能性も考慮する必要があるかと思います。
オッズ的にも、オメガパヒューム、テーオーケインズの2頭が人気を背負う形になりそうなことを考えると、配当の妙味的には、チュウワウィザード、クリンチャー、メイショウハリオを軸に予想を組み立てることが得策かもしれませんね。
最終的な予想は、ウマニティプロ予想MAXにて公開いたします。よろしければ、ご覧いただけますと幸いです。
上半期のダートグレード総決算。楽しみたいと思います。
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