BAD NEWS BEARS

映画とスポーツ。日々の雑感。

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最近の記事

生観戦の記憶② 灼熱の延長戦

現地観戦した鳥肌ゲーム。第二回は高校野球千葉大会決勝 2005/7/27  銚子商 vs 拓大紅陵 @千葉マリンスタジアム 銚子商業 000300000002 5               拓大紅陵 111000000000 3(延長12回) 銚子商業。かつて全国制覇を果たしたこの古豪も、95年以来10年甲子園から遠ざかっていた。監督の斉藤氏は、かつて同校の黄金時代を築き、74年には全国制覇を遂げた斉藤監督の実子。親子二代での甲子園が期待されていた。 一方の拓大紅陵

    • スポーツ生観戦の記憶① 完封&代打サヨナラ弾という最強コンボ

      スタジアムでスポーツ観戦が大好きな私だが、今年はその機会が真っ当にはない。そこで過去私が幸運にも生観戦できた鳥肌ゲームの記憶を振り返る。まず第一回目は愛する西武ライオンズの2017年のベストゲームだ。 2017/8/17(木)西武 3x-0 楽天 @メットライフドーム エース菊池(現マリナーズ)が2安打完封し、9回裏に代打・栗山のサヨナラ本塁打でカード3タテを決めた試合。これだけパワーワードが並ぶ試合もそうはないだろう。 前年迄3年連続Bクラスの西武ライオンズは、この年

      • スポーツジムにおけるコロナ対応の矛盾

        再開したスポーツジムを退会した。 マスク着用でのトレーニングは本当にキツイ。特に有酸素運動時の、あのマスクが口に貼りつく感覚は耐えがたかった。ただこれも仕方ないのかなと。逆に考えれば、感染リスクが減るという一点で納得はいく。 一方併設されたプールは平常運転だ。もちろんマスクは着用しないし、盛況のアクアビクス系プログラムも、かなり密な状態でやっている。 これは対応が矛盾してはいないか?素人考えだが、ジムエリアとプールでは飛沫感染リスクが高いのは後者のように思えてならない。

        • MCU全作品レビュー:Phase2

          引き続き、今回はPhase2の6作品レビューまとめ。出来の良し悪しがはっきりと分かれた6本だった。本流のBIG3の話に加えて、傍流の「ガーディアンズ・・」と「アントマン」も始動。 アイアンマン3(2013:シェーン・ブラック)「アイアンマン1」は最高なポップコーンムービーだった。中東ゲリラに囚われるという相当にハードな展開にも関わらず、軽快で楽しい娯楽映画に仕立ててくれた絶妙なバランス。だからどうしてもこのシリーズにはそういう要素を期待してしまう。 だが、本作は冒頭からも

        生観戦の記憶② 灼熱の延長戦

          MCU Review まとめ:Phase 1

          書き貯めた "MCU(Marvel Cinematic Universe)" 全作品のレビューをまとめます。まずは Phase1から。 アイアンマン(2008:ジョン・ファブロー)MCUトップバッターは最高のポップコーンムービー。「エンドゲーム」で涙腺が決壊したあの台詞は、そもそも本作のエンディングで見事な切れ味を見せていた。有言実行&自己顕示欲が強いトニースタークの信条を一言で示し、なおかつ従来の既成概念(ヒーローは正体を明かさない)をあっさり破る新たなヒーロー像を提示、

          MCU Review まとめ:Phase 1

          2010年代映画ベスト10+α

          2010~2019年の10年間に日本公開された映画のマイベストを選定した。上位10本と次点4本の紹介。いきなり1位から。 1位:マッドマックス怒りのデスロード(監督:ジョージ・ミラー) 思考を停止させるこの作品は、観客に考える余裕を与えない。考えていたら殺られるという感覚を疑似体験する2時間だった。独特のコマ落としとスピーディーな編集が「俺たち(この映画)についてこい!」と叫ぶ。上掲の画像のような俯瞰ショットが繰り返されるが、映画と(それを追う)観客のメタ表現になっていた

          2010年代映画ベスト10+α

          「マイケルジョーダン:ラストダンス」

          プロスポーツ史上最強のチームは?この魅惑的な問いかけは、古今東西のスポーツファンを騒がせ、百家争鳴の議論をまたない。かくいう私も、このテーマでならば朝まで語り明かすことを苦にしない。 マイケルジョーダンが率いた1990年代のシカゴブルズは、間違いなくその一つだ。8年間で6回の優勝回数(逃した2回は、ジョーダンが仮引退中だった)もさることながら、ジョーダンの神のような美しいプレーと、悪魔のような勝負強さの記憶は今も鮮明。その全盛期を当時NHK-BSでリアルタイムで視ることがで

          「マイケルジョーダン:ラストダンス」

          映画「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」Netflix

          「スターウォーズ」の大失敗を横目に、ちゃっかり傑作を作っていたライアン・ジョンソン。「最後のジェダイ」ではボロクソに言われたけど、やはりこういうツイスト展開は映画の醍醐味! 明らかに(意図的に)アガサクリスティ風の古典的展開を思わせる冒頭。「あー、これ人の顔やら名前やら覚えなくちゃいけないやつだ・・」と気が重くなったのも束の間、早々に真相が判明。「古畑任三郎」が好きな私には、この「倒叙形式」は大歓迎。このハーランとマルタの「最初で最後の」シーンが実に良かった。あの状況で、躊

          映画「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」Netflix