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大人3人が全力で本づくりを遊んでみた結果、ビジネス書っぽく、ノベルっぽく、コントっぽく、ポストカードっぽくもある本ができました。

念願の本を出した。
10年前から企画書を作っては出版社に持ち込むという若手漫画家のようなことを繰り返していたものの、出版には至らず。
なんやかんやしているうちに、まさかの母が先に文芸春秋からの出版を果たし、糸井重里さんに帯まで書いていただいた。娘として誇らしい気持ちと正直悔しい気持ちもあった。「母さんを世に知らしめたのは私の文章なのに・・こんなにも目立ちたいのに。なぜ私は本を出せないのか」と悶々としていた。

今回、このタイミングで出版をした理由

大手出版社からの出版をずっと目指していたが、今回はスピード重視でKindle版での出版を決めた。

本を出そうと思った大きな理由は、民間学童ナナカラで子ども達に「世界初の本を作ろう」というプロジェクトをコロナで休校中に始動させたからだ。

本や読書に子ども達が興味をもつ方法として、「読む」ではなく「書く」から始める切り口もあるのではないかと思った。

先生として子ども達に「本の作り方」をレクチャーしている時、ふと思ったのだ。子ども達に本を作ろうと投げかけておきながら、私は本を作ったことがない。子ども達に「うまく言ったら出版して多くの人に読んでもらえるかもよ!」と希望を掲げておきながら、私は本を売ったことがない。

よし、なんでもいいから、急いで自分の本を出そう。
子ども達に「目の前にいる大人が電子書籍で本を出版している」という事実を見せることができれば、もっとワクワク本づくりに取り組んでくれるはず。

ここから、どう本づくりが始まり、出版まで至ったのかについての軌跡が全て、この本に掲載されている。

完璧なまでに自己満足本である。読んで欲しい人がいない。
お金を払う価値がある本なのか正直分からないが、100円なので許してほしい。タイトルにも「響かない」と書いているので、クレームは受け付けない。響いた時のみご意見ください。無料にしなかった理由は子ども達に「自分の経験や知識は売ることだってできるんやで!」というのを示したかったからだ。

全力で向き合ってくれた二人のプロフェッショナル

私一人では到底出版までたどり着くことはできなかった。
編集者であり、自伝出版のプロである渡部直子さん。
彼女とのやり取りがこの本の全てである。
彼女と私の壮大なコントを読む気持ちでいてほしい。

「本作りたーい!」と声をかけた日から、私が飽きてしまって「ま、それでいいんじゃない」という紆余曲折を経て、120ページに及ぶ本を書きあげられたのは涙なしには読めない。
二人の建前をチャット風、本音を語り風に分けてストーリーを展開している点も新しいはず。

そして、本当にアホみたいにくだらない二人のやり取りを、デザインの力で一流のビジネス書っぽく外も中も作り上げてくれたのがデザイナーの中村ひさなさん。

彼女のおかげでアホみたいな言葉がなんとなくいいこと言っている風な名言に生まれ変わる。
デザインってマジですごい。

やってみたかった出版記念パーティー

実は2週間ほど前からKindleでは発売していたのだが、どうしても出版記念パーティーをやってみたかったのだ。ドレス来て、なんか取材受けて、サインとか求められちゃったりするやつ。

で、26日にTristの入居者を巻き込み、盛大なお披露目パーティーを開催。
全力でオシャレをしていったつもりだが、「尾崎さんその髪型で行くんですか。超ダサいですよ」とほぼ全員から言われ、急遽髪型をかえる。全力でキラキラ感出すために写真加工アプリあり気で臨んだから、なんとでもなる。

こちらはSnowという写真アプリを使ったバージョン。セレブ感出る。

こちらはSodaというアプリを使ったバージョン。
ナチュラルに可愛く映る。

でも、実際の私はこれ。皺が人間味を出している。

でも、大好きな小6の友達、響君が真ん前で撮影して、かっこよく白黒にしてくれたから、この写真が一番好き。

5月から続いた本づくりコントの締めである出版記念パーティーにみなさんが乗っかってくれて「フラッシュたいた方が人気者っぽいですよ」とすぐにアルバムから消すだろう写真をたくさん撮ってくれた。私は幸せ者だ。

サインを求めるフリもしてくれた。

ドレスアップ後はすぐジャージ。「やっぱり、これが一番しっくり来る。」と皆さんからお褒めの言葉をいただく。めっちゃ楽しそう。そして、こんなに自分の写真ばっかり並べる私は自分大好きなんだな。わかってたけど。

今回の本づくりを通して改めて思った。私が最高にばかばかしいことを全力でやれるのは、この方々のおかげである。1人でバカでい続けるのは難しい。周りがそれを面白がってくれてこそ、私は最高のバカでい続けられる。

本当にありがとう。

〈1002追記〉
大募集していた推薦者がでてきました!
帯に推薦が書いてあると、それだけで10倍くらい価値があるように見える!

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