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いつまでも 頼ると困る 便利品

今日はベビー用品についてお話ししたいと思います。

子育てというのは何かと大変なものですが、ベビー用品なんかは便利なものが本当にたくさんありますね。

育児の負担と言うのはそういったものを扱うことで減らせるようになってきたところもあると思います。

ところがこういったものは保育園なんかでは使用されていません。

どうして使われないのでしょうか。


その理由として、そういった便利品は後でしわ寄せが来ることが多いからです。

それは一体どういうことなのでしょうか。


例えば最近の面白いものに電動バウンサーがあります。

これは抱っこしないと寝てくれない子のためにあるようなもので、子どもを寝かせてスイッチを入れるだけでお母さんが抱っこしながら揺らしているようなそういった動きで寝かせてくれます。

これの良いところは抱っこしなくても1人で寝てくれるのです。

生後2ヶ月3ヶ月と時間が経つにつれてどんどん泣く力は強くなり、放っておく事はできなくなりますからね。

とっても便利なグッズです。


ところがこういったグッズは先ほどもお話ししたように後でしわ寄せが来るものです。

便利なので一度使うとなかなかやめられないですからね。

他にも個人差はありますが、お母さんの抱っこでは寝られなくなってしまったとか、そういった環境によってお母さんとの関わりまで影響を及ぼしている事例もいくつか見たことがありますが、なぜそういったものを使い続けることが良くないのでしょうか。


その理由としては子どもが育たないことにあります。

例えば抱っこをしないと寝られない子がいたとして、生まれてから1歳までずっと電動バウンサーを使っていたとします。

もしそういったものを使わないでうまく抱っこで寝かせてしていれば、抱っこじゃなくても寝る時なんかがあって、それを繰り返していればその子が一歳になる頃にはとっくに抱っこじゃなくても寝られるようになっているんです。

ところが電動クーハンを使って1年間寝かしつけをされた子は、1年たってもまだ抱っこや電動バウンサーで揺らしてもらわないと寝られません。

ではどうなるのかと言うと、1歳を迎えて今からそういった便利グッズを少しずつなくしていき、抱っこでなくても寝られるように…なんてしていかなければならないわけです。

ちなみに一度子どもが大きくなってしまえばなかなか癖とか今までやってきた事は簡単に変えられません。

大人になってから何かを直すのは難しいということと同じことですね。

だからこそ、変なことに慣れる前に最初から正してあげる事が1番簡単です。

最初のうちに思いきり頑張る期間があることで、子どもは成長し、(できるようになり、)その後は楽に過ごすことができます。

結局先送りにしていても、いつかはそういった子どもの姿に対してアプローチをしていかなくてはならないわけで、先送りにするほど大変な傾向にあります。


おしゃぶりだってそうですよね。
静かにしていてくれるのは本当に助かります。

でも歯が生えてきて「そろそろ終わりだ」とおしゃぶりをとっても今度は指しゃぶりが始まって前歯が出てきてしまった。

そういう事例だって非常に多いわけです。

そうやって指しゃぶりをやめさせるという段階を先送りにしていくことで、前歯が出てきてしまうことだってあります。

先送りにするのは精神的に少し余裕が持てる一方で、結局子どもの発達や成長に響いてくるものです。


いかがでしょうか?

別にそういった便利なベビーグッズを使うことがいけないと言う話では全くありません。

今日、1人で子育てを行う環境もにある人も珍しくないため、育児ノイローゼとか虐待とかそういったことになるよりは、こういったものを使った方がよほど良いと思います。

ところが、説明した通りのようなよくない影響と言うのも存在するのは少なからず事実です。

そのため私が知っていただきたいのは
「いつまでもこのままでいいや」
と思うのは親にとっても子どもにとってもよくないことだということです。

ある程度のところで見極めをつけ、
「よし頑張ろう!」と気合を入れ、子どもと向き合うことをしてもらえたらと思います。

今日は以上です。
ありがとうございました

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