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「相手の立場を考える」「身銭を切る」ということ


これはGoogleやPayPay、各グルメサイトでよく使っているあたらくしあの店内画像ベーシック版。

これをあるフリーペーパーに掲載していただくことになった。

販売・飲食業をやっているとそのエリアを回っている生命保険会社の営業さんが、休憩と営業を兼ねて来店することがある。

開店してからしばらくの間、大手D社の2年目の営業マンが足繫く通ってくれた。
時には同期の営業マンも連れてきてくれて、Googleにもクチコミを書いてくれたり、プライヴェートの話をしてきたりと、大変優秀な生保営業マンだと思った。
秋が深まっていくのに、いつも決まってアイスコーヒーをブラックで。時にはスイーツも。
一時コロナ感染して1か月強、顔を見なかった時は心配したものだ。

ある時、別の大手N社の同エリア担当の新入社員と店で鉢合わせしてしまい、N社の彼は相当気まずそうにしていたが、それ以来来店することは決してなかった。

D社の彼はいわば幹部候補生で、来年度からは本社で営業マンを管理する方に回るので、恐らく店に来ることはなくなるだろう。

沢山アイスコーヒーを飲んでくれたお礼と、ちょうど運用に回せそうな資産が少しばかりあったので、彼にお願いして運用商品を購入した。

さてさて、先週D社でもN社でもない、もう1社の大手生保の営業担当者の女性が店を訪れた。

店内には入らずに、入口での立ち話で、この生保が営業ツールに活用している地域のおすすめのお店を写真付きで紹介するフリーペーパーに、あたらくしあを掲載したいがいかがか?ということだった。

入口から中を覗き込むようにして「素敵なお店ですね」「アンティークな感じですね」・・・。大袈裟に美辞麗句を重ねて行く。

掲載については喜んでお願いした。
どんな媒体であれ、好意で掲載、露出してくれるのはありがたく思う。

実際、D社の彼もこのエリアに住む一般顧客との会話ツールとして、近くの飲食店をB5サイズのチラシで紹介する、という取り組みをしているので、協力して欲しいと、いうので「こちらこそ」とお願いをしたこともある。

ところがである。
今回やってきたその女性セールス担当は、翌日に掲載原稿用紙を届けに来た時も入口までで、席には着こうともしなかった。コーヒーを飲む気はないらしい。

さて、それで担当営業のコメントも付くというそのコーナーで、うちの店をどう紹介してくれるのだろうか?紹介するつもりなのだろうか?

そして恐らく、これを機会に保険や運用商品を「ライフプラン云々」と言って持ってくるのだろうが、その時も入口で立ち話のつもりなのだろうか?

それを見た店内にいるお客様は何を思うだろうか?

「相手の立場を考えない」「身銭も切らない」

間違いなく、ここの生保に自分の大切な財産や万が一の保障を託すつもりは「全くない」。
当然の話として。

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