Bach Kantaten
クレデンザ1926 × 78rpmの邂逅
1926年製「ヴィクトローラ・クレデンザ」。この“蓄音機の王様”で78rpm(SP盤)を再生。その動画と連動し、大切にしたいクラシック音楽の魅力に迫ります。
DECCA Potable Junior~小さく凄いやつ
1920年代末、イギリス・デッカから発売された、おそらく世界最小の蓄音機「デッカ・ポータブル・ジュニア」。 ボックスのサイズはW25.9cm×H19.7cm×D27.7cm。 10inchの78rpmしか乗せられませんが、当時の人はこれを持ってピクニックに出掛けたそうです。素敵です! 蓋の内側にトーンアームがついていて、そこから出る音をお椀型の蓋に反射させて音を増幅させるという「リフレクター式」が採用されており、その大きさに似合わない、驚くべき豊かな響きが流れてきます。 この愛らしい蓄音機にピッタリ合うような78rpmをご紹介しつつ、【ターンテーブル動画】もお届けします。

On The Sunny Side of Street/Louis Armstrong Recorded in Paris from1933-1934 Played By DECCA Portable Junior @Cafe Ataraxia
今朝、涙を堪えきれなかったそこの貴方、明日の最終回に備えましょう。 「カムカムエヴリバディ」で一躍リバイバルブームを巻き起こしたサッチモの名曲を。 彼はこの曲を2回録音しており、これはその1回目、ヨーロッパ楽旅の途上、パリで録音されたヴァージョン。 ドラマで使用されているのもこちらです。 #かふぇあたらくしあ が所蔵しているのは、フランス・デッカ・プレスの10インチ78rpm。 パリのディーラーから取り寄せました。 パリで録音されていることを考えると、オリジナル盤と呼ん
シレナ1912×78rpmの邂逅
東京・神田神保町のクラシック音楽カフェ「かふぇ あたらくしあ」に匿われている(!)、1912年帝政ロシア下ポーランドで生産されたSyrena(シレナ)ラッパ型蓄音機で、1924年以前にアコースティック録音されたSP盤を演奏した動画と共にお届けします。

シレナ1912×78rpmの邂逅 Vol.3~F.Schubert ”Heidenroslein” D.257 Claire Dux(Soprano)
ドイツのソプラノ、クレア・デュックス(Claire Dux, 1885-1967)のシューベルト『野ばら』。 アコースティック録音。恐らく1923、4年頃か? デュックスのバイオグラフィーを紐解くと、E.カルーソーと共演して『ラ・ボエーム』でミミを歌ったり、R.シュトラウスやT.ビーチャムなどに認められていたことが分かる。 個人的に「ソプラノだけど、メゾ音域に少しかかっている声」、例えばI.ゼーフリート、S.ユリナッチ、E.ベッテンドルフとかが大好きなので、デュックスの
かふぇ あたらくしあ の 徒然
東京・神田神保町のカフェ「かふぇ あたらくしあ」の店主、久保田克敏が日々のカフェ営業の中で出会った人、もの、考えたことを切り取って、タイトルのように徒然に語るシリーズです。
「隠れなくていい」クラシックの名盤
「隠れた名盤」っていう言葉、おかしくないですか? 「隠れる必要が一体どこにあるですか?」という素直な思いから、少しでも多くの方に聴いていただきたいクラシックの LP盤をご紹介。 そして、実際にそのアルバムを回して撮影、録音した【ターンテーブル動画】もお届けいたします。

ソ連・メロディア盤 ハンス・クナッパーツブッシュ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラームス『交響曲第3番 へ長調 Op.90』 1944年9月9日 放送録音
ハンス・クナッパーツブッシュ(Hans Knappertsbusch, 1888年3月12日 - 1965年10月25日)。 今日、2021年3月12日は彼の133回目の誕生日だ。 戦時中もW.フルトヴェングラー同様、ナチス政権下のドイツに残り、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルを指揮していたクナッパーツブッシュ。 戦後、フルトヴェングラー同様、非ナチ化裁判にかけられ無罪とはなったが、ナチスのオーケストラであったベルリン・フィルのドイツ各地への演奏旅行に帯同して指揮したり、