syrup16gは良い

フジロックのセトリを見てからというもの妙にsyrup16g熱が冷めやらないな

夏の野外ライブ、ましてや山の中でやるものなどはできる限り回避してきた人生

フジロックに頑張って足を伸ばしたsyrup16gリスナーはとてもえらい

折角だから自己開示がてらsyrupを語りたい。

syrup16gと私は中学3年生の頃に出会った。

誰かが "syrupの良さが分かるのは鬱経験のある人だけ"とTwitterで呟いているのを見たことがあるが、全くをもってその通りだと思う。
綺麗事を並べたような、眩しい歌詞やメロディアスで元気なロックをまるで受け付けない時期だったような気がする。

色々音楽を聴いてsyrupに辿り着いたとき、音割れ気味の有線イヤホンから聞こえてきたのは

「塾から帰るガキのデカい態度に殺意すら覚え」

?  こんな歌詞聞いたこと、ある?

_

それから少し経って高校2年生のとき、
人生で初めての恋人が出来た。
彼もsyrup16gが好きな人だった。
カラオケでI・N・Mを歌って地獄のテンションにしてくる彼は、どうかしてて大好きだった。

ただ、人と一緒に聴くsyrupは各々の多種多様な孤独や絶望をもってきて見せあっているようで、すこし恥ずかしい。

ART-SCHOOLやハヌマーンやGRAPEVINE、ノベンバはよく一括りにされたりするけど別に人と一緒に聴いて恥ずかしいとは思わないんだよな

たぶん、syrup16gとは内面を擦り合わせる面積が広いのだろうと思う。

自分の情けなさやしょうもなさに涙が出るときにsyrupをぶち込んで、
「いま自分は落ちぶれている……世界はクソだ労働はクソだ……」と
そういう経験をしてきた癖に人前では明るく振る舞えてしまうような、器用な社不こと、皆さんなら分かってくれるはず

そして色々~~あって今に至るが、やはり自分の根っこは初めてsyrup16gを聴いたあの時から全く変わっていないなぁと思うのです
きっと、これからもずっとお世話になっていくであろうバンド!

syrup16gは良い

おしまい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?