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教員採用試験受験者が抱えるプレッシャー

 明日は関東圏の多くの自治体で教員採用試験1次試験が実施されるそうです。全ての受験者の方にエールを送ります。ファイトです!私自身が現職の大学院生ということもあり、学部生や学卒院生から教員採用試験についての質問を受けたり、試験対策についてアドバイスを求められたりすることがあります。多くの場合聞かれたことに答えた上で、最後には「○○さんなら大丈夫だよ!」と伝えています。適当に言っているわけではなく、質問の内容や話し方を聞いた上で「この人と一緒に働きたい、こんな後輩がいたら良いな」と思った際には必ず伝えるようにしています。

https://www.mext.go.jp/content/20231225-mxt_kyoikujinzai02-000033218_2.pdf

 文科省が出している昨年度の教員採用試験の採用倍率です。教員採用試験の倍率は年々下がっています。下がっている理由はみなさんご存じの通りです。ちなみに私が受験した時の資料もありましたので掲載します。↓

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/01/11/1314602_1.pdf

 栄養教諭以外の区分で1,5〜2倍ほど下がっていることが見てとれます。ただし、あくまでこれらは全国平均です。受験する都道府県や政令指定都市によっては、十数年間ほとんど倍率が変わっていないような自治体もあるでしょう。
 今日も教員採用試験に関するニュースを見ていて、ふと、近年の教員採用試験受験者が抱えるプレッシャーは非常に大きいのではないかと思いを馳せました。倍率が下がったんだからそんなにプレッシャー感じないでしょ?といった声も聞かれますが、逆に倍率が下がっているからこそ大きなプレッシャーを感じるのではないでしょうか?「ほとんどの人が通過するであろう1次試験で落ちてしまったらどうしよう」「採用予定者数が多いにも関わらず2次試験で落ちたとしたら、私はよっぽどコミュニケーションが下手なのかな」といった点です。
 この点は私が受験した時にはあまり感じることがなかった点です。「まぁ落ちたら落ちたで仕方ない」と割り切って考えられていたように思います。
 今年受験される方が、もし自身の力を出しきれず残念な結果に終わってしまったとしても、「あなた」が否定されたわけではありません。たまたま教員採用試験との相性が悪かっただけです。どうかその点だけは忘れないようにしていただければ幸いです。
 繰り返しになりますが、全ての受験者の方にエールを送ります。ファイトです!

 今日はなるべく短く終わろうと思っていたので、ここで締めます。ネガティブな情報が多い昨今、教員という道を選んでくださる後輩(もしかしたら年齢的には先輩?)には感謝の気持ちしかありません!!!

今日もご覧いただきありがとうございました🌸 暑い。いや〜暑い。良い週末をお過ごしください。

浜松での学校訪問の帰りに食べた餃子。美味。


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